法人向け保険と引受基準緩和型の終身保険の研修 [生命保険]
今日は、所属する保険代理店の1ヶ月に1度あるパートナー(外注)会議に出席しました。
最近は会議のことをブログに書いていませんでしたが、ただブログに書かなかっただけで、特に用事がない限りは毎月出席しています。
今日の会議は、法人保険の研修(PR)と、新しく発売される引受基準緩和型の終身保険の説明(PR)をそれぞれの保険会社の担当者の方から聞きました。
会社名および保険名の公表は自主規制中です。
どこの会社のどんな保険か知りたい、という方はご連絡ください。
法人保険の研修は基礎研修ということもあり、今さらこんなところからの研修かよ、というものでしたが、紹介された保険の中に解約返戻金の立ち上がりが早く、保険料の全額損金算入ができる定期保険があるのに目をひかれました。
長期平準定期保険の要件である70・105歳ルールを逆に利用して全額損金算入を可能にし、死亡保険金だけでなく生活障害保険金も支払う保険にすることで解約返戻金の立ち上がりが早くなるのでしょうが、よくまあ考えつくものだと感心してしまいます。
終身がん保険の保険料の全額損金算入もいつまで認められるのか不透明ですから、保険会社も次の受け皿を今のうちに用意しなければならないということなんでしょう。
引受基準緩和型の終身保険は単体での終身保険の他に、すでに発売されている引受基準緩和型の医療保険に特約として付ける形の販売もするそうです。
生命保険というと、主契約である死亡保障に特約として医療保障を付けるという形になじみが深いので、主契約である医療保障に特約として死亡保障を付けるという形にはどうも違和感を感じます。
なんか、牛丼にお味噌汁が付くというのではなく、お味噌汁を頼むと牛丼が付いてくるみたいな感じですよ。
と、ここまで思いつくままにつらつらとブログを書いていましたが、見直してみると今日のブログは専門用語ばかりのやさしくないブログになってしまいました。
今更書き直すのも勘弁してください、ということで今日はこのままにしますが、今後はなるべく専門用語を使わずに解りやすいブログにしなければと、あらためて思いました。
私の事務所のホームページです。こちらもご覧ください。
社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー・DCプランナー 安部事務所(クリックしてください)
9月7日 追記
不親切なブログのままでは落ち着きませんので、このブログのコメント欄に専門用語解説を書きました。
合わせてご覧ください。
最近は会議のことをブログに書いていませんでしたが、ただブログに書かなかっただけで、特に用事がない限りは毎月出席しています。
今日の会議は、法人保険の研修(PR)と、新しく発売される引受基準緩和型の終身保険の説明(PR)をそれぞれの保険会社の担当者の方から聞きました。
会社名および保険名の公表は自主規制中です。
どこの会社のどんな保険か知りたい、という方はご連絡ください。
法人保険の研修は基礎研修ということもあり、今さらこんなところからの研修かよ、というものでしたが、紹介された保険の中に解約返戻金の立ち上がりが早く、保険料の全額損金算入ができる定期保険があるのに目をひかれました。
長期平準定期保険の要件である70・105歳ルールを逆に利用して全額損金算入を可能にし、死亡保険金だけでなく生活障害保険金も支払う保険にすることで解約返戻金の立ち上がりが早くなるのでしょうが、よくまあ考えつくものだと感心してしまいます。
終身がん保険の保険料の全額損金算入もいつまで認められるのか不透明ですから、保険会社も次の受け皿を今のうちに用意しなければならないということなんでしょう。
引受基準緩和型の終身保険は単体での終身保険の他に、すでに発売されている引受基準緩和型の医療保険に特約として付ける形の販売もするそうです。
生命保険というと、主契約である死亡保障に特約として医療保障を付けるという形になじみが深いので、主契約である医療保障に特約として死亡保障を付けるという形にはどうも違和感を感じます。
なんか、牛丼にお味噌汁が付くというのではなく、お味噌汁を頼むと牛丼が付いてくるみたいな感じですよ。
と、ここまで思いつくままにつらつらとブログを書いていましたが、見直してみると今日のブログは専門用語ばかりのやさしくないブログになってしまいました。
今更書き直すのも勘弁してください、ということで今日はこのままにしますが、今後はなるべく専門用語を使わずに解りやすいブログにしなければと、あらためて思いました。
私の事務所のホームページです。こちらもご覧ください。
社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー・DCプランナー 安部事務所(クリックしてください)
9月7日 追記
不親切なブログのままでは落ち着きませんので、このブログのコメント欄に専門用語解説を書きました。
合わせてご覧ください。
用語解説があると助かります(^-^)
by мдсдяои (2011-09-07 08:42)
мдсдяоиさん、こんばんは。
リクエストにお答えし、専門用語解説をします。まずは、法人保険についてです。
法人向けの生命保険は、個人向けの生命保険がいざというときの備えであるのと違い、基本的には節税対策になります(法人でもいざというときの理由の保険の加入ももちろんあります)。
利益が出て税金を払うよりも、その分保険に加入し経費として処理(損金に算入することです)をして利益の繰り延べをし、その後に保険の満期保険金や解約返戻金を別の目的のために有効に活用しようという考えです。
ただ、どんな生命保険に加入しても損金として算入できるわけではなく、貯蓄性のある保険の場合には保険料の全部や一部を資産として計上しなければなりません。
一方でがん保険や定期保険であれば基本的に掛け捨ての保険ですので、保険料は全額損金算入ができます。
定期保険は全額損金算入できますと書きましたが、保険期間が長い定期保険の場合は途中解約をするとけっこうな解約返戻金が発生するため、保険期間の途中までは半額を資産計上しなければなりません。
これが長期平準定期保険で、全額損金算入が可能な一般の定期保険と長期平準定期保険の区別のために、ブログに書いた70・105歳ルールというものがあります。
全額損金算入が可能ながん保険ですが、実はこの保険も途中解約をするとけっこうな解約返戻金が発生し、多くの法人は解約返戻金目当てに加入しているのが実情です。
保険屋である私から見てもこれは本来の趣旨とは違うだろうと思うのですが、今は保険料全額の損金算入を認めている国税庁もいつ見直しをするか分からず(噂レベルではちょくちょく出ている状況です)、保険業界は国税庁の動きに注目しているのです。
次は引受基準緩和型の終身保険についてです。
引受基準緩和型の保険とは、通常であれば健康上の理由などから保険に加入できない人向けの保険のことです。
テレビのCMで流れている「持病があっても加入できます」という類の保険ですね。
当然持病がない健康な人よりはリスクが高い人向けに作られた保険ですので、保険料が割高であったり保障内容が薄くなりますので、加入を検討する際には一般の保険に加入するとき以上の注意が必要です。
終身保険は60歳、70歳あるいは10年、20年といった保険期間があるのではない、加入者が生きている限り保障をお約束しますよ、という保険です。
以上、長くなりましたが補足の専門用語解説を終わります。
by heroherosr (2011-09-07 20:31)
わかりやすい解説、どうもありがとうございました。
保険用語は普段馴染みのないものが多いですし、いろいろと例外(特約)もあって難しいので…
by мдсдяои (2011-09-09 01:24)
мдсдяоиさん、こんばんは。
お役に立ててうれしいです。
保険については私ならではの思うことをもっと書きたい気持ちがあるのですが、ややこしい業界なので比較をしてはだめとか、他社の誹謗中傷になることはだめだとか(別に誹謗中傷する気持ちはなくても受け取り方は人によって異なりますからね)なかなか思ったことが書けないのです。
でも、これからも保険屋として出なくFPとして保険について書いていきたいと思っています。
by heroherosr (2011-09-09 20:15)