SSブログ

2012年の高年齢者雇用状況 [社労士]

厚生労働省が2012年の高年齢者雇用状況を発表し、希望者全員が65歳まで働ける企業の割合は48.8%だったというニュースがありました。

65歳まで雇用、最高の48.8%=中小企業で活用進む―12年 (時事通信) - Yahoo!ニュース

記事は、

〉 厚生労働省は18日、2012年の高年齢者雇用状況の集計結果を発表した。希望者全員が65歳以上まで働ける企業の割合は前年比0.9ポイント上昇の48.8%で、06年の統計開始以来、過去最高となった。同省は「人手不足感の強い中小企業を中心に高年齢者の活用が進んだため」とみている。

〉 集計は6月1日時点の状況に関し、従業員31人以上の企業約14万社を対象に実施した。

〉 厚労省は公的年金の支給開始年齢の引き上げに合わせ、65歳までの雇用を確保するため、企業に(1)定年の廃止(2)定年の引き上げ(3)継続雇用制度の導入―のいずれかを義務付けている。しかし、継続雇用制度では、労使協定で定めた基準で雇用者を選別することを認めている。

〉 このため、従業員301人以上の大企業に限ると、希望者全員が65歳以上まで働ける企業の割合は0.5ポイント上昇の24.3%にとどまった。今年成立した改正高年齢者雇用安定法は希望者全員の65歳までの雇用を義務付けており、今後は大企業の早急な対応が求められそうだ。

とあります。

先月に改正高齢者雇用法が成立し、来年の4月に施行されるというのに、半数に満たない会社でしか希望者全員の65歳まで雇用を実施していないので大丈夫なのでしょうか。

と、不安をあおるようなことを書きましたが、来年の4月に改正高齢者雇用法が施行はされるものの、61歳~64歳の年金の支給が開始されるまでの希望者全員の雇用を義務付ける経過措置が設けられますので、65歳までの希望者全員の雇用が義務付けられるのは平成37年4月以降になります。

また、希望者であれば無条件で全員の雇用を義務付けるというのは無理がありますので、やっぱり現在、厚生労働省からは「例外」を認める案が出ています。

「例外」を認める案については来月にはまとまるようですので、正式に決定されましたら、またブログに書くことにする予定でいます。

私の事務所のホームページです。こちらもご覧ください。

社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー・DCプランナー 安部事務所(クリックしてください)

nice!(23)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 23

コメント 2

みぃにゃん

希望は70歳まで雇用を引き上げしてほしいですね。
私たちがその年代になるころは年金いくらからもらえるんだろう・・・?
by みぃにゃん (2012-10-19 22:28) 

heroherosr

みぃにゃんさん、こんばんは。
私のようなおっさんはともかく、今の若い方の年金支給開始年齢は70歳ぐらいに引き上げられかねないので、その時にはセットで定年も70歳に引き上げられそうですね。まあ、その時にもらえる年金の額がどうなのかはわかりかねますが、あまり期待できそうもないですね(´・ω・`)
by heroherosr (2012-10-19 22:56) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。