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年金減額を2013年10月からで合意 [社労士]

民主党、自民党、公明党が、過去の物価下落時に年金減額を据え置いたために本来の支給額よりも払い過ぎになっている特例水準の解消について、減額を2013年10月からとする修正案に合意したというニュースがありました。

年金減額3回目を半年先送り、民自公が再修正、“過剰支給”は1兆円に (産経新聞) - Yahoo!ニュース

記事は、

〉 民主、自民、公明3党は13日、過去の物価下落時に年金減額を据え置いた結果、本来の支給額より2・5%高くなっている特例水準の解消について、平成25年10月分から減額するとした国民年金法改正案の修正案を再修正することで合意した。再修正案は、低所得の年金受給者に月最大5千円を支払う年金生活者支援給付金法案とともに、15日の衆院本会議で可決され、今国会で成立する見通し。

〉 当初の修正案では、年金額を25年10月分から1%、26年4月分から1%、26年10月分から0・5%と3段階で減らす方針だったが、3回目の減額時期を半年遅らせ、27年4月分からと再修正する。

〉 自民党内から、消費税率が26年4月に8%へ引き上げられた直後の1年間で2回にわたり年金を減額することに異論が出たため。今回の再修正によって、当初の修正案で新たに発生すると見積もられた9千億円の“過剰支給”額は、さらに1千億円増えて約1兆円になる見通しとなった。

〉 国民年金法改正案には、赤字国債の一種の「つなぎ国債」を充て、24、25年度の基礎年金国庫負担を50%に維持する内容も盛り込まれている。

とあります。

年金の減額は本来であれば今年の10月にもう始まっていたはずなんですが、それが来年の10月に遅れることで9千億円の“過剰支給”額が発生し、さらに3回目の減額時期を半年遅らせることで1千億円増えて計1兆円になるということですね。

もう年金を貰っている人から見れば、払いすぎの年金は別に返す必要はないのですからこれは朗報でしょうが、まだの人にとってはどうなんでしょう。

この件に関してはどの党が悪いということはなく、与野党共に罪は重いでしょうね。

それに相変わらずの政治のごたごたを見れば合意があったといってもどうなるものか、法律が成立するまでは来年の10月からというのもどこまで信用できるものか分かったものではありません。

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コメント 2

みぃにゃん

私の世代がもらうころには一体どうなってるのだろう?恐ろしいです。
by みぃにゃん (2012-11-14 13:00) 

heroherosr

みぃにゃんさん、こんばんは。
ほんと、どうなっているんでしょうね、国がやっていることだから大丈夫ですよと言いたいところですが、最近は言い切る自信がなくなってきています。
by heroherosr (2012-11-14 17:37) 

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