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年金は31年度に破綻 [社労士]

このブログで、厚生労働省が現役世代の50.1%の給付水準を維持できると年金の試算を発表したときに、現実的ではないと書きましたし、その2ヵ月後に50%割れになるとの年金の試算を発表したときには、うそはつかないで正直に発表しなければならないと書きましたが、厚生労働省もこのブログを読んで心を入れ替えたのか(そんなわけは絶対ない)今度はこんな試算結果を発表しました。

「年金は31年度に破綻」マイナス1%成長で厚労省試算

記事は、

〈 厚生労働省は1日、実質経済成長率が今後長期にわたってマイナス1%前後で推移すれば、公的年金は積立金が枯渇して制度が破綻(はたん)するという試算結果をまとめた。 〉

〈 試算では、物価上昇率、名目賃金上昇率、積立金の名目運用利回りが、今後それぞれ過去10年間の実績値の平均(マイナス0・2%、マイナス0・7%、1・5%)のまま推移し、実質経済成長率がマイナス1・2%の状態が続くと想定。 〉

〈 このケースでは積立金が2031年度に底をつき、年金給付の財源が足りなくなることがわかった。 〉

とあります。

強気の発表から、弱気の脅しめいた発表へとずいぶん変わったものです。こうやってこのままでは年金制度が破綻してしまうので、必要な措置をとりますとの発表が続くんでしょうね。保険料の引き上げは現在すでに継続中ですから無理でしょうから、給付水準の引き下げですかね。もしくは消費税増税のアピールの一つかもしれないですね。

給付水準の引き下げとして年金開始年齢の引き上げをするのではと前の記事で書きましたが、いよいよ現実的になってきたのかもしれません。

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