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名ばかり管理職 [社労士]

ハンバーガーチェーン店の店長が、未払いの時間外手当、休日手当を求めた訴訟から、管理監督者に該当しない「名ばかり管理職」のニュースをよく目にするようになりましたが、今度は居酒屋チェーン店の店長が未払いの時間外手当、休日手当を求める訴訟のニュースがあり、「名ばかり管理職」問題は一向に収まっていません。

厚生労働省は、「名ばかり管理職」問題の解決のために、

「多店舗展開する小売業、飲食業等の店舗における管理監督者の範囲の適正化について(平成20年9月9日付け基発第0909001号)」

「多店舗展開する小売業、飲食業等の店舗における管理監督者の範囲の適正化を図るための周知等に当たって留意すべき事項について(平成20年10月3日付け基監発第1003001号)」

の通達を出し、管理監督者の範囲の適正化などを示しています。

通達の中身は、細かくはリンクを張りましたのでそちらでご覧いただきたいと思いますが、管理監督者に当てはまるか、「名ばかり管理職」にすぎないかは、ごく簡単に見て

● 労働時間、休憩、休日等に関する規制の枠を超えて活動せざるを得ない重要な職務内容を有しているか

● 労働時間、休憩、休日等に関する規制の枠を超えて活動せざるを得ない重要な責任と権限を有しているか

● 現実の勤務態様も、労働時間等の規制になじまないようなものであるか

● 賃金等について、その地位にふさわしい待遇がなされているか

の有無で判断できます。

来年4月からの施行予定の改正労働基準法では、時間外労働の割増賃金率がアップします。人件費の抑制は企業にとって切実な問題です。本来あってはならないことですが、そう考えると「名ばかり管理職」問題は簡単にはなくなりそうもありません。

と、今日のブログはとてもカタイものになってしまいました。

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ロボットで資産運用 [FP]

ヤフーで面白いニュースを見つけました。

マネックス 業界初「カブロボファンド」 4種のロボットで資産運用

記事は、

《 人工知能で相場状況を学習したり、確率論を使って利益を狙うなど、ファンドマネジャー(運用担当者)を一切介さず、コンピューターだけで運用する投資信託商品をマネックス証券が国内で初めて開発した。システムを「カブロボ(株ロボット)」、投信を「日本株ロボット運用投信(カブロボファンド)」と呼び、10日から募集を始める。 》

《 4つのプログラムがあり、小刻みで利益を取るタイプや、逆張りで勝負するなど手法はさまざま。場面に応じてマネックスのマスターロボット(コンピューター)が選択する。 》

《 4つのプログラムは、コンテストを通じ、個人投資家や大学の研究者から募った1万9000件の応募の中から選ばれた。 》

《 機関投資家の運用手法として普及している「アルゴリズム取引」を柱に、コンピューターが相場状況を判断し、最適な価格や数量、取引のタイミングを決める。 》

《 開発者には、投信の信託報酬から一定額の報酬が支払われる。 》

《 感情のないコンピューター運用が成果を挙げれば、「ファンドマネジャー不要論」さえ出かねないが、マネックスは「人間の心理的な要因による機会損失を回避することができる」と、人とコンピューターのすみ分けを図る。 》

《 人工知能搭載型から、伝統的な株価チャートを現代流にアレンジしたタイプまで、“多士済々”の4つのプログラムは、「市場の短期的な上昇局面に強い」といった得意分野がそれぞれある。 》

とあります。(一部、抜粋)

アシモとまではいかなくても、人型の「資産運用ロボット」ができたというニュースかと思いきや、「資産運用コンピューター・プログラム」ができたというニュースでした。見出しでだまされる詐欺のような記事ですね。まぁ私もそれにならって、釣るようなタイトルでこのブログを書いていますが。

でも、人間ではなくプログラムで運用するというのは良いアイデアだと思います。と言って、じゃあお前は買うかと言われれば、それはまた別の話だと思います。

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都議選ね [その他]

昨日、東京都議選が告示されました。というわりには昨日、今日とあのうるさい選挙カーの騒音に悩まされなかったのでピンとこなかったのですが、今日は選挙ならではの出来事がありました。

家のチャイムが鳴ったので玄関を開けると、見たことがあるような、ないような人が立っていました。「私は、○○高校の卒業生の××ですが、heroherosrさんはいらっしゃいますか。」と言われ、「私がheroherosrですが。」と答えると、もうお気づきかと思いますが「今度の都議選では、■■党の□□さんを宜しくお願いします。」と言われました。

特別親しかったわけでもないですし高校を卒業して以来の対面で、しかももう四半世紀以上過ぎているので、すぐには誰だか分からなかったです。そんな人間を訪ねてお願いをする彼も大変ですね。まぁ信仰があるから、よその人間が如何こう思うほどのことではないのかもしれませんが。

しかし、人からお願いをされてその人に投票する人って、どのくらいいるんですかね。私は、全然威張れた話ではありませんが、たぶん投票に行かない、あるいは行っても白票または無効票になる投票をすると思いますので、彼のお願いに応えることはできないでしょう。

都議選もまだあるし、近いうちに衆院選もあるだろうから、思わぬ人の訪問や思わぬ人からの電話がまだまだありそうです。

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障害?障碍?障がい? [その他]

今日は、ヤフーのニュースを読んでの感想です。

「碍」常用漢字に必要?…障「害」印象悪く、賛否両論

記事は、

《 文化庁文化審議会の国語分科会で論議されている常用漢字の見直し案で、「碍(がい)」の追加を求める意見や要望が目立っている。 》

《 「障害者」ではなく「障碍者」と書けるようにするためで、印象の悪い「害」は嫌われているようだ。しかし、「害」も「碍」も、意味はほとんど同じ。障害者団体では「『しょうがい』という言葉そのものの見直しを検討してもらいたい」と訴えている。 》

《 文化庁によると、見直し案に対し、約220件の意見が寄せられている。このうち20件が「碍」を常用漢字に加えるよう求めていた。 》

《 「害」も「碍」も、「さまたげる」ことを意味するが、「害」は「害毒」「害悪」「公害」などの熟語に用いられ、負のイメージが強い。このため、山形、福島、岐阜、三重、大分、熊本県などの自治体では、担当部署名や広報文の表記を「障がい」に切り替えている。昨年4月から「障がい」を使う岐阜市では、「賛否両論あるが、障害という言葉を考えるきっかけにはなっている」と説明する。  》

とあります。

自治体だけではなく、企業でも「障がい」と書くところが増えていますね。保険会社でもパンフレットなどに「障がい」としている会社もあります。

しかし、私はこういうくだらない「言葉狩り」が本当に大嫌いです。記事にあるように、害は「さまたげる」という意味で使われているだけで、別に見下すために使っているわけではありません。「障害者」は、さまたげがありさわりがある人というだけで、差別語でもなんでもありません。字の持つ意味でいえば対語の「健常者」のほうが、すくよかでつねなる(普通の)人ということになり、障害のある人にとってよっぽどひどい言葉だと思います。

言葉のイメージや雰囲気だけで、「言葉狩り」をするのは愚かなことです。使い始めた人は意味を知って変えたとしても、それが広まると言葉が一人歩きして新しい差別語が生まれるだけです。

といって、障害者団体の人たちが自分のこととして変えるように働きかけることは理解できますが、自治体、企業などは本来他にやるべきことがいくらでもあるはずです。やるべきことを全てやった上での「言葉狩り」ならばまだ分かりますが、やっていないのに「言葉狩り」をするのは、問題から目をそらした自己満足でしかすぎないと思います。

今回は、障害・障碍・障がいの話でしたが、他にもくだらない「言葉狩り」はいっぱいあります。言葉の裏にあるものの本質を見極めなければ、いくらその言葉をタブーとしてもなんら問題は解決しないはずです。

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資格更新 [FP]

先月に届いた郵便物の整理をしたら、日本FP協会から新しいライセンスカードが送られていました。めでたくも資格更新完了です。これで、会費を未納しない限り再来年まではファイナンシャルプランナーです。と書いてみたものの、?と思い日本FP協会のHPを見たらやっぱり「懲戒規程」があって、そこに「資格停止」や「除名」をうたっている条項がありますので、絶対ではないみたいです。

ライセンスカードの注意事項を見ると、業務遂行時に顧客から求めがあればライセンスカードを掲示しろとありますが、「見せろ!」なんていう人っているんですかねぇ。FPだけでなく社労士、生命保険募集人などの証明書を仕事のときにはいつもカバンの中に入れていますが、一度も言われたことがないですよ。

保険業界には、ファイナンシャルプランナーがいっぱいいるので差別化を図りたいと前にこのブログで書いたんですが、今日本FP協会のHPを見たらいいものを見つけました。CFP試験料の値下げの記事です。上級資格であるCFPなら差別化できるかなっと思っていたんですが、6科目で31,500円の受験料が高すぎると思っていました。それが26,250円に値下げになったようです。それでも高いと思いますが、ちょっと気になりますよね。

受験料が高いなんて言っていますが、それよりももっと切実な問題があります。年々試験は難しくなっているのかもしれないのに、私の脳のしわの数は年々減っていっているようです。受験料がどうとかというよりも、まず自分がはたして合格できるのかを考えた方がいいみたいです。

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