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残業代支給で名ばかり管理職を解消 [社労士]

「名ばかり管理職」問題については、以前にもこのブログで記事にしましたが、今日は社員や元社員が会社を訴えたというのではなく、新たな人事制度を導入して問題を解消するというニュースがありましたので、その紹介と感想です。

店長に残業代支給=「名ばかり管理職」解消で-すかいらーく

記事は、

《 外食大手すかいらーく(東京)は6日、新人事制度を6月に導入し、ファミリーレストランの店長に残業代の支払いを開始したことを明らかにした。管理職の店長に長時間のサービス残業を強いる「名ばかり管理職」を解消し、労働環境の改善に踏み切った。
 名ばかり管理職は、外食のチェーン店を中心に社会問題化している。昨年8月から残業代を払い始めた日本マクドナルドに追随した格好で、他社にも影響を与えそうだ。
 新人事制度では、店長から法制上の「管理監督者」(管理職)の肩書きを外し、残業時間が月40時間を超えた場合には、超過した分を残業代として給与に上乗せして支払う。 》

とあります。

記事にもある通り1社や2社の問題ではなく社会問題になっていますので、支払う能力(余力)を持っている大きい会社は、支払うべきは支払うという方向に進んでいくんでしょね。でも支払う余力のない中小企業はどうするのでしょうか。

元のヤフーのニュースを読んだ人のコメントに、「40時間までの残業はただ働きなのか。」というのがけっこうあったんですが、たぶん40時間までの残業代は別に支給される店長手当の中に含まれるという制度になっているんだと思いますよ。まあ部外者なんでまったくの推測ですが。

それよりも、月に40時間だとしても年480時間の時間外労働になりますが、36協定はどうするんですかね。

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