16歳

うちのお婆ちゃん柴犬、ももちゃんが今日16歳の誕生日を迎えました。16歳ですよ、すごいでしょう。もう最近はまわりを見てもうちの犬よりも先輩犬はほとんどいないで、みんな後輩犬ばかりですよ。

16歳になってもピンピンしている、というなら問題はないのですが、実際は悪いところだらけです。以前にこのブログで犬にオムツをつけることの大変さについて書きましたが、それ以来ずっとオムツ犬として過ごしています。犬用のオムツは高いので、夜間と私が長時間外出するときに使用し、それ以外は人間の赤ちゃん用のオムツに尻尾のための穴を開けて使っています。

人間用のオムツを使うときは4、5時間で交換しますが、やってみると大変ですよ。もっとも、自営業で自宅で仕事をしているから成り立っているのであって、どこか外に勤めていたら出来ないことでしょう。それでも午前中、午後に約束があったときに、以前であればそのまま出っ放しだったのが、今は一回帰宅してオムツを取り替えてからまた出かけるなんてことをしていますので、けっこう難儀しています。

オムツのもとになった膀胱や心臓というように、どこが悪いという以前に老化によって全てが衰えてきています。足腰も弱ってしまい立っているのもおぼつかなくなっていますし、もっとも太いときで11キロあった体重が(このときはデブ犬でした)、今は6.2キロまで痩せてしまいました。特にここ数ヶ月の衰えっぷりは激しく、おかげで凶暴さも消えて、おむつ交換のときに噛まれるなんてことがなくなったのがうれしいやら、さびしいやらです。

こんな様子ですので、冷静に考えると17回目の誕生日を迎えるなんてことはありそうもないですが、今後も犬は生きられるだけ生きて、人は助けられるだけ助けて、やっていこうと思います。以上、｢介護犬｣ならぬ｢被介護犬｣のお話でした。

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