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女性の育休取得率が減少 [社労士]

女性の育児休業の取得率が、初めて減少したというニュースがありました。ニュースはこちらです。

<育児休業>09年度 女性の取得率が初めて減少

記事は、

〉 厚生労働省は16日、女性の育児休業取得率が初めて減少したなどとする09年度雇用均等基本調査結果を公表した。背景には景気の低迷が中小企業などを中心に育児休業取得に影を落としたものと見られる。先月末には改正育児・介護休業法が施行され、短時間勤務制度の義務化などが盛り込まれたが、子育てを巡る環境の厳しさが改めて浮かんだ。

〉 調査は、従業員10人以上の企業4217社(回答率71.1%)と4509事業所(同77.8%)から回答を得た。それによると、育児休業の取得率は女性は前年度調査から5ポイント低下した85.6%、男性は0.49ポイント増の1.72%となった。女性は1996年の調査から一貫して取得率がアップしてきたが、初めて減少、男性は過去最大の取得率となった。事業所規模では、5~29人の所で女性は前年の93.4%から72.8%と大きく落ち込んでいる。厚労省雇用均等政策課では「小規模な企業ほど景気の影響を受けやすい」と分析している。男性の取得率は過去最大だったが、政府の掲げる17年に10%という目標には遠く及ばないレベルだった。

〉 また、係長相当職以上の管理職に就いている女性の割合は8.0%(06年度比1.1ポイント増)、女性の能力発揮促進の取り組みを実施している企業割合は30.2%(同9.5ポイント増)となるなど、女性の能力活用は進んでいることも分かった。【東海林智】

とあります。

記事に書かれているように、6月30日に育児・介護休業法の改正がおこなわれています。このブログでも7月1日に育児・介護休業法の改正点をまとめていますので、どう変わったの?という方はご覧ください。

女性の取得率の減少ですが、やはり景気の低迷の影響が大きいのでしょうね。それに企業の規模が小さくなるほど分母の数が少なくなりますので、1人欠けたとしても影響が大きくなるのでしょう。理想と現実のギャップが表れていると思います。

法律を改正して社会の意識付けを変えよう、ということは大切なことですが、同時にしたくてもできない、という声にも聞く耳が必要なのでしょうね。

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