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要介護者になることへの不安が75% [FP]

自らが要介護者になることへの不安を持っている人が75.1%もいるという世論調査のニュースがありました。ニュースはこちらです。

「要介護に不安」75%、家族の負担懸念も増加

記事は、

〉 内閣府は20日、「介護保険制度に関する世論調査」を発表した。

〉 「自らが要介護者になることへの不安」が7年前の前回調査に比べ6ポイント増の75・1%にのぼった。「家族が要介護者になる不安」についても、前回より4ポイント増の77・6%で、高齢化が進む中、自身や家族の健康への不安が強まっていることが示された。

〉 自らの介護が必要となった場合に困る点を複数回答で挙げてもらったところ、「家族に肉体的・精神的負担をかける」が73%と最も多く、「経済的負担が大きい」(60・1%)、「収入がなくなる」(32・2%)が続いた。

〉 介護保険制度が2000年に導入されたことによる介護の状況の変化については、「良くなった」が51・3%で、「良くなったと思わない」の28・8%を大きく上回った。一方、介護サービスを充実させた際の費用負担については、「利用者負担割合の引き上げ」が13・4%だったのに対し、「公費(税金)負担割合の引き上げ」が41・3%にのぼり、利用者の負担増への抵抗が強いことが改めて分かった。

とあります。

この前の「介護の日」に書いたブログで、今後民間の介護保険の需要が高まるだろうと書きましたが、この世論調査の結果を見るとその思いがますます強くなります。民間の介護保険に加入していれば、経済的な負担にそなえることができますし、家族に肉体的・精神的負担をかけたとしても経済的負担をかけることはありません。

まあ、このブログは保険屋としてではなくファイナンシャルプランナーとして書いていますから、必ずしも保険に入らなければならないと言うものでもありません。しかし、いずれかの手段で自分がもし要介護になっても金銭面で困ることのないように備えをしておく必要があるのかもしれませんね。

このニュースとほぼ同じ時期に、厚生労働省から介護保険の改革案が提示されています。高齢化がどんどん進んで行くのですから給付と負担の見直しは随時必要でしょうし、叶うならばできるだけ少ない負担で介護に困る人を助けることのできる制度になっていって欲しいものです。

負担は少ないけど給付は厚くって、どんだけ虫のいい無理な話であることは十分承知していますけどね。

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