SSブログ

子ども手当の使い道 [FP]

厚生労働省が、子ども手当の使途などに関するアンケート調査の結果を発表したというニュースがありました。ニュースはこちらです。

<子ども手当>使い道1位は「貯蓄・保険」41% 「生活費」も13%

記事は、

〉 厚生労働省は7日、子ども手当の使途などに関するアンケート調査の結果を発表した。使い道(複数回答)で最も多かったのは「子どもの将来のための貯蓄・保険」で41・6%。次いで、子どもの衣類など16・4%、学習塾などの学校外教育費16・3%と続いた。厚労省は「貯蓄であっても子どものためなので悪いことではない。全体としてかなりの割合で子どものために支出されている」としている。

〉 調査は今年6月の初支給を受け、8~9月にインターネットを使い実施。子ども手当の対象である中学3年生以下の子どもを持つ保護者約1万人が対象。

〉 子ども手当は少子化対策として導入されたが、手当支給をきっかけに子どもを増やそうと考えた家庭は8・5%。ただ、第1子が0~3歳の家庭に限ると13・9%だった。

〉 「子どものため」以外の使い道で最も多かったのは、家庭の日常生活費で13・8%。野党から「親のパチンコ代に消える」などの批判もあったが、「大人の小遣いや遊興費」は0・4%にとどまった。子どものため以外の回答を選んだ人のうち、最も多かった理由(複数回答)は「家計に余裕がない」(64・2%)だった。【山田夢留】

とあります。

やっぱり、将来のための貯蓄・保険が一番多いんですね。まあ、本当にお金がかかるのは義務教育終了後になるのですから当然ですか。

もっとも、世の中全般で見るならば、貯め込まれるよりは無駄遣いであっても消費してもらった方がお金が流れて良いのかもしれません。

しかし、子供を増やそうと考えた家庭が8.5%だなんて、恐ろしく費用対効果の薄い少子化対策ですね。いつまで続けられるのでしょうか。

今後、どの党が政権を担っていてもいきなり止めるということはできないでしょうが、この国の財政状況を考えると、こんなばら撒きが将来にわたって続けられるとも思えません。

上記の予想を踏まえると、子ども手当を使って学資保険に入ろうとする人も多いでしょうが、もし子ども手当の制度がなくなったら保険を続けられないというのならば、保険に加入するよりも貯蓄をする方がいいと思います。学資保険は満期まで続けることができれば魅力的ですが、途中で解約すると損をしかねませんからね。

この発言は、ファイナンシャルプランナーとしてはもっともなものかもしれませんが、保険屋としては自己否定になりかねない危険な発言ですよ。まあ、私は普通な保険屋でないから別に構わないんですが。

と、ここまで我慢して使っているんですが、「子供」を「子ども」と書くくだらない言葉狩りはなんとかならないのでしょうか。まったくうんざりしますよ。

私の事務所のホームページです。こちらもご覧ください。

社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー・DCプランナー 安部事務所(クリックしてください)

公的・民間を問わず、「保険」、「年金」 と名のつくものについては、なんでもお気軽にお問い合わせください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。