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縁故募集は問題なし [社労士]

岩波書店が著者か社員の紹介を応募条件として求めていた問題ですが、小宮山厚労相が「現時点で何かに違反しているというわけではない」との調査結果を発表したというニュースがありました。

ニュースはこちらです。

岩波書店の募集、「違反ではない」と厚労相 (読売新聞) - Yahoo!ニュース

今日は記事の引用はしませんが、紹介はあくまでも応募条件であって採用条件ではなく、また紹介が得ることが難しい場合でも採用担当部門が話を聞きいた上で応募を認めるので、「現時点で何かに違反しているというわけではない」となったそうです。

縁故採用自体は別に法律違反というわけではなく、企業倫理としてどうなのよという話ですから、この後にどうなっても問題はないのでしょうが、これではこの後にもうかつなこともできないでしょうね。

この問題には、縁故採用の口利きなんてそれこそ政治家が裏でよくやっているというイメージがあるからこそ、小宮山厚労相も過敏に反応してより大騒ぎになってという面もあるんじゃないかと思いますよ。

そもそも、採用人数に対して応募する人数が多すぎるのを悩んで紹介を条件にして人数を絞り込もうとしたようですが、紹介が得られなくても採用担当部門に熱意を示せば応募できるのならどこまで絞り込めるものか分かりませんし(それに余計な仕事も増えますしね)、採用の段階でも痛くもない腹?を探られるのですから、岩波書店にとっては完全に裏目に出てしまったことでしょう。

まあ、新卒の学生を採用したくても応募が来ない中小企業にとっては、ずいぶん贅沢な悩みに見えるんでしょうけどね。

今日のブログは雑談のようなものですが、募集・採用という人事・労務関連の話ですので社労士カテゴリーとしました。

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