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新年金制度は消費税6.2%アップが必要 [社労士]

民主党が、最低保障年金創設には消費税の最大6.2%アップが必要だと公表したというニュースがありました。

ニュースはこちらです。

消費増税、さらに最大6・2%…新年金で再試算 (読売新聞) - Yahoo!ニュース

記事は、

〉 民主党社会保障・税一体改革調査会(会長・細川律夫前厚生労働相)は6日午前の会合で、同党が目指す月7万円の最低保障年金創設を柱とする新年金制度について、新制度の移行に必要な財源の再試算結果を公表した。

〉 同党の新年金制度は2016年度から40年かけて移行する計画。4案で制度設計し、高齢化がピークを迎える75年度時点での財源を再試算した。必要な財源は最大58・7兆円と見込み、消費税率に換算すると、消費税率10%への引き上げとは別に、最大6・2%分の追加増税が必要になるとした。

〉 2月の前回試算では、追加増税の幅を最大7・1%と想定していた。その後、政府の人口推計で出生率予測が改善するデータが得られたため、年金受給世代への支え手が予想より増えると見て、追加増税幅を約1%圧縮できると判断した。

とあります。

最低保障年金って、民主党はもうあきらめていたのかと思ったら、まだまだやる気あったんですね。

それでも、やる気があるのは民主党だけですからこれらの案の実現性は低そうですし、案が妥当なのかどうか考える気にもなりません。

かと言って、今の年金制度のままでいいのかとなると、そうもいかないでしょうし、もし、今の年金制度のままでいったとしても、ゆくゆくは消費税10%では賄いきれなくなるでしょうね。

はたして、年金制度はどうなってしまうのでしょうか。

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昨日のロト6 [その他]

昨日、抽選がおこなわれたロト6ですが、2等の当せん金額が51,700円に対し、3等の当せん金額が338,700円ろいう逆転現象が起きてしまいました(ちなみに、1等の当せん金額は134,131,500円でした、当たった人がうらやましいですねえ)。

当せん金額は各等に割り振られてから当せん口数で割って出ますので、逆転現象は起こりえることで、ウィキペディアによれば1等と2等の逆転現象も過去に3回起きているのですが、今回も2等の当せん口数が3,470口に対して3等の当せん口数が702口でした(1等の当せん口数は3口でしたよ)。

どうしてこんなに2等の当せん口数が多いかというと、今回の本数字が4、7、8、15、16、42で、ボーナス数字が23だったのですが、2等になる4、8、15、16、42と23の組み合わせ(2等は本数字5個とボーナス数字が一致することが条件です)が、海外ドラマのLOSTに出てくる謎の番号4、8、15、16、23、42だったので申し込んだ人が多かったからだったようです。

LOSTの謎の番号、ありましたねえ、太っちょのハーリー(名前が出なかったのでここでもウィキペディアのお世話になりました)がまさしくこの番号のくじで当せんしてから不幸続きになっていましたねえ。

LOSTは最後まで見ましたが、島を出るまでのシーズンはすごく面白かったのにそれ以降はいまいちになって、しかも最後まで見ても謎が残ったまま終わってしまったドラマでした。

しかし、LOSTって少し前のドラマなのに謎の数字でロトを買っていた人がこんなに多いとは驚きました。

ドラマを見てからずっとこの数字の組み合わせで買い続けていたんでしょうか。

3等よりも金額が少ないとはいっても200円が57,100円になるのですからおめでたいことではないかと思いましたが、今回2等に当せんした人は謎の数字の呪いにかかってしまったんですから、やっぱりおめでたくないですかねえ。

私もずいぶん昔から毎回同じ数字の組み合わせで1口ずつロト6とミニロトを、もうずっと買い続けています。

いつか、そのうちと買い続けていますが、もし大当たりとなっても同じ数字の組み合わせの人が多ければ億万長者になれないのですね。

私と同じ組み合わせでロト6、ミニロトを買っている人はどのくらいいるのでしょうか。

そういえば、以前4等が当たって換金したときに宝くじ売り場のおばさんに、「今回は当せん金額がいつもより少なくて残念ですね」と言われたのを思い出しました。

うーん、気になりますよ。

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本当は間違いばかりの「戦国史の常識」(読書感想) [その他]

ソフトバンク新書の、本当は間違いばかりの「戦国史の常識」という本を読みました。

著者の八幡和郎さんは歴史に関する新書、文庫本をかなり書いていて、私も本屋で見かけるたびに買ってけっこう読んでいますが、この方は人の好き嫌いが激しい人なのか歴史上の人物の好き嫌いも激しく、しかも好きな人は偉いといって褒めたたえ、嫌いな人は偉くないといってこき下ろすというのが前提の極端で刺激的な歴史観で本を書いていますので、読む人によってはとうてい受け入れられない人も出てくるかもしれませんね。

私も別に八幡さんの歴史観に何から何まで共感しているわけでもなく、むしろそれは違うだろうという部分が多いのですが、別に歴史を学ぼうというわけでなく気楽に読む本としては楽しいので読んでいます。

で、この本当は間違いばかりの「戦国史の常識」ですが、戦国時代の前の室町時代から江戸時代の始まりまで、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、その他の戦国大名などについてのこれまでの常識(例、織田信長が最も恐れた天下取りのライバルは武田信玄だった)の間違いを検証しています(武田信玄はライバルと言われるほどビックな存在ではなく、信濃征服だけに人生の大半を費やしたローカルヒーローだった)。

取り上げている常識が50近くあるため、「なにを今さら、すでに別の本で読んでいるわい」という常識が多く、「初めて知りました」というものは少なかったのですが、むしろ戦国時代ではなく室町時代の常識についてが新鮮でした。

人の好き嫌いでいうと、著者は豊臣秀吉が大好きなのに対して徳川家康は嫌いなので、秀吉についてはポジティブに、家康についてはネガティブに書かれていますが、これまでの著者の本に比べればかなり抑え目に書かれていました。

著者の家康、および江戸時代嫌いでいうと、江戸時代は今の北朝鮮にそっくりの暗黒時代だったという、「本当は恐ろしい江戸時代」という本がありますが、これはこれで過激で面白い本ですよ。

まあ、それでも秀吉が将軍ではなく関白になったのは、正式な政府としての朝廷があるのに政務を丸投げした武家の幕府がある変則体制を、朝廷に一本化した明治維新の王政復古の先取りだというのは、秀吉好きの著者ならではの見方であって、私なんかは秀吉の出自がああで、代々主従関係にあったわけでもないかつての同僚を統制するためには、単独で幕府を開くよりも朝廷の権威を利用した方が政権の維持がしやすかったからではないかと思ったりしました。

いちゃもんついでにもうひとつ、足利義満が日本国王を名乗って遣明船を送ったことを非難して遣唐使を誉めるのはバランスからいっておかしいと書いてありましたが、冊封を受けていない遣唐使に対して、日本国王を名乗って朝貢した遣明使はやっぱり問題があったでしょうし、著者もそうは思っているのかもともと日本国王を名乗ったのは南朝方の懐良親王で義満はそれを引き継いだのと言い訳をしていますが、それじゃあ「僕の前に〇〇君がやっていたんだから、僕は悪くありません」という子供の言い訳と変わらず、さっぱり説得力はありませんね。

本書で検証されている間違った常識をいくつか並べます。

○室町時代は幕府が弱体だったから戦乱が相次いだ

○織田信長は最初から足利義昭を追い出すつもりだった

○本能寺の変は伝統軽視に反発した朝廷が明智光秀をけしかけた

○太閤検地や国替えは中央集権策で大名たちは嫌がった

○秀吉が淀殿を側室にしたのはお市の方への慕情の延長

○家康が江戸を日本の中心の大都市にたらしめた

○徳川秀忠が2代将軍になったことで豊臣家の天下がなくなった

○上杉謙信は大国越後を領して豊かだった

○伊達政宗があと10年早く生まれていたら天下取りのチャンスがあった

○坂本龍馬などの土佐の郷士は酷く差別された

○朝鮮出兵は日本国内の領地不足が原因

○江戸時代に鎖国をしたから植民地にならずにすんだ

はたして、これらの常識のどこが間違っているのでしょうか。

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暑さが一休み [その他]

厳しい残暑が続いていますが、こちらではここ3日ほどじめじめしていたり、急に雨がドバッと降ったりしたものの、涼しい日が続いています。

涼しいといっても、最高気温が30度前後なんですから本来は決して涼しくないのですが、35度超えの猛暑日になったり、ぎりぎりでならなかったりという日が続いていましたので、この程度でも十分涼しく感じられます。

おかげで、昨日、一昨日とエアコンをつけないで過ごしましたし、今日もエアコンをつけないでも我慢できそうでしたが、隣のアパートでなにかの大工仕事をしていてその音が賑やかだったので窓を開けてられず、エアコンのお世話になってしまいました。

もう、これで暑さも収まって涼しくなっていってくれればよいのですが、そうは問屋がおろしませんということで天気予報を見ると明日、明後日からはまた暑くなるようです。

まあ、それでももう9月ですからねえ、あと少し踏ん張れば暑さも収まるものでしょう、「暑さ寒さも彼岸まで」といことですね。

ネタが思いつかなかったので、天気の話に逃げた今日のブログでした。

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払いすぎ年金の解消法案、成立できず [社労士]

政府が、本来の年金額より高い水準で支払われていることの解消法案の、今国会での成立を断念したというニュースがありました。

ニュースはこちらです。

<年金過払い>法案審議ストップで5000億円上積み (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

記事は、

〉 政府は28日、過去の物価下落時に減額しなかったため本来より2.5%高い年金額(特例水準)を本来の水準に引き下げる国民年金法改正案について、審議時間を確保できないとして今国会での成立を断念した。これにより今年10月から始める予定だった年金の減額は来年4月以降にずれ込む。年金の「払い過ぎ」は9月分までの累計で約7兆5000億円に達し、減額が半年遅れることで過払い額はさらに5000億円上積みされる。

〉 厚生・国民年金や公務員らの共済年金の金額は、前年の物価の増減などに連動して決まる。しかし00~02年度は物価が計1.7%下がったにもかかわらず、当時の与党、自民・公明両党は高齢者の反発を懸念して年金額を据え置いた。これが膨らみ今は本来水準より2.5%高くなっている。そこで政府は今国会で国民年金法改正案を成立させ、10月から3年で年金を2.5%減らす考えだった。

〉 政府が同法案を断念した直接の理由は、28日に自公両党が野田佳彦首相に対する問責決議案を提出したため。9月8日の国会会期末が迫る中、大半の法案同様、同法案も審議が止まると判断した。

〉 ただ、問責の有無にかかわらず、与野党内に同法案を成立させる機運は乏しかった。今秋にも衆院解散とみられる中、14年4月には消費増税も控え「選挙前の負担増は避けたい」という議員心理が影響している。「消費税を引き上げる一方で年金水準を下げるのは、国民の理解は得られない」(公明党の石井啓一政調会長)といった慎重論は与党内にもある。3年間で払い過ぎを解消する政府案に対し、民主党内には「5年間で解消すべきだ」との意見も根強かった。

〉 年金の払い過ぎは毎年度約1兆円に上る。12年度の基礎年金(満額)は月6万5541円ながら、本来額は6万3900円。放置すれば若者の年金不信を増幅させるとして、政府は税と社会保障の一体改革に併せて是正に乗り出した。同法案では12年度後半で0.9%、13、14両年度に各0.8%減額するとしている。政府・民主党は同法案を秋の臨時国会で成立させ、減額開始を13年度にずらす意向だが、国会の動向次第でさらに遅れる可能性もある。【鈴木直】

とあります。

私なんかから見れば「なにをやっているんだよ、やる気あるのかよ」と思うのですが、払いすぎの年金は別に返す必要はないのですから、もう年金を貰っている人から見ればグッド・ニュースなんでしょうね。

まあ、実際に支給される年金が減額される側からみれば、理屈がどうこうではなくてどうしても感情的になってしまうのかもしれません。

知り合いのもう年金を貰っている社労士さんも、道理は十分に分かっているはずなのに、年金の減額は大問題だと以前真顔で話していましたよ。

選挙になれば高齢者ほど投票率が高いのですから、政治家は高齢者に対していい顔をしがちですが、あんまりこういうことが続くと、今は「きちんと仕事をしろよ」と政治家に対して厳しい目が行くところから、「年よりは甘えるな」VS「なにを生意気な」という世代間の争いになるのではと不安になってしまいます。

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