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退職強要は認められなかったそうです [社労士]

1月10日のブログで、厚生労働省が大手企業に「追い出し部屋」などと呼ばれる部署の設置が相次いでいる問題の調査に乗り出す考えを示したというニュースを紹介しましたが、その調査の結果「違法な退職強要はなかった」と発表したというニュースがありました。

「大企業で退職強要」認められず 厚労省が調査結果 (産経新聞) - Yahoo!ニュース

記事に会社名が書かれていますので今日は記事の引用はしませんが、連日のように長時間の面談をおこなうとか、多数の退職勧奨担当者が圧迫的な面談をおこなうといった退職の強要も認められなかったそうです。

ただ、「追い出し部屋」ではないのでしょうが、新たな業務に従事させる専門の組織を設けて、そこに他の業務に従事していた労働者を配置転換した企業はあって(設けていない企業もあったそうです)、その組織の稼働率が低いためなどによりそれまでより賃金が低下する企業もあるそうですが、意図的に遠隔地の事業所へ配置転換させる事例は確認されず、窓や空調のない部屋に多人数を詰め込んだり、外部との接触を禁ずるなどの事例も確認されなかったそうです。

まあ、明らかに違法な退職強要はないものの、特別な部屋は存在していたということですね。

この件に関して厚生労働省のHPに調査の概要がありますので、興味のある方はご覧ください。

退職強要の有無等に関する調査について
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002tye7-att/2r9852000002tyfx.pdf

これで問題解決?と思いきや、厚生労働省が今回調査した5社の他に、新たに3社を調査するというニュースがありましたよ。

これで終わりというわけにはいかないようですね。

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女子高生「個室マッサージ」を労働基準法違反で摘発 [社労士]

女子高校生らが個室で男性客に「肩もみ」や「添い寝」などのサービスをする店舗が、労働基準法違反で摘発されたというニュースがありました。

女子高生「個室マッサージ」初摘発 警視庁 (産経新聞) - Yahoo!ニュース

記事は、

〉 18歳未満の女子高校生らに個室マッサージをさせたとして、警視庁少年育成課は27日、労働基準法違反(危険有害業務への就業)容疑で、東京・秋葉原や池袋などの通称「JK(女子高生)リフレ」のマッサージ店計17店舗を一斉に捜索した。同種店舗の摘発は全国で初めて。同課は経営者らを同法違反容疑で立件する方針だ。

〉 「JKリフレ」は、女子高校生が個室で男性客に「肩もみ」や「添い寝」などのサービスをする店舗で、数年前から秋葉原や池袋を中心に拡大していた。

〉 店舗の形態は風営法の適用外だが、同課は提供しているサービスが年少者労働基準規則で未成年の就業を禁止した「特殊の遊興的接客業」にあたると判断し、強制捜査に踏み切った。

とあります。

こんなマッサージ屋さんが流行っていたのですか、全然知りませんでした。

まあ、こんな店が流行ろうと、摘発されようと私には全く関係のないことで、興味をもったのは労働基準法のなにに違反したかということです。

危険有害業務への就業容疑ということですから、第62条の(危険有害業務の就業制限)に違反したということですね。

第六十二条  使用者は、満十八才に満たない者に、運転中の機械若しくは動力伝導装置の危険な部分の掃除、注油、検査若しくは修繕をさせ、運転中の機械若しくは動力伝導装置にベルト若しくはロープの取付け若しくは取りはずしをさせ、動力によるクレーンの運転をさせ、その他厚生労働省令で定める危険な業務に就かせ、又は厚生労働省令で定める重量物を取り扱う業務に就かせてはならない。

2  使用者は、満十八才に満たない者を、毒劇薬、毒劇物その他有害な原料若しくは材料又は爆発性、発火性若しくは引火性の原料若しくは材料を取り扱う業務、著しくじんあい若しくは粉末を飛散し、若しくは有害ガス若しくは有害放射線を発散する場所又は高温若しくは高圧の場所における業務その他安全、衛生又は福祉に有害な場所における業務に就かせてはならない。

3  前項に規定する業務の範囲は、厚生労働省令で定める。

これだけ読むと、マッサージのどこが危険で有害なの?と思うのですが、年少者労働基準規則の第8条の(年少者の就業制限の業務の範囲)を見ると確かに規定されているのでした。

第八条 法第六十二条第一項の厚生労働省令で定める危険な業務及び同条第二項の規定により満十八歳に満たない者を就かせてはならない業務は、次の各号に掲げるものとする。ただし、第四十一号に掲げる業務は、保健師助産師看護師法(昭和二十三年法律第二百三号)により免許を受けた者及び同法による保健師、助産師、看護師又は准看護師の養成中の者については、この限りでない。

一 ボイラー(労働安全衛生法施行令(昭和四十七年政令第三百十八号)第一条第三号に規定するボイラー(同条第四号に規定する小型ボイラーを除く。)をいう。次号において同じ。)の取扱いの業務

二 ボイラーの溶接の業務

三 クレーン、デリック又は揚貨装置の運転の業務

四 緩燃性でないフィルムの上映操作の業務

  

四十五 特殊の遊興的接客業における業務

四十六 前各号に掲げるもののほか、厚生労働大臣が別に定める業務

この第45項に当たるということなんですね。

ブログを読んでいる方には「だから、なんだよ」ということかもしれませんが、個人的にはまったくこれですっきりすることができましたよ。

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4~9月の年金支給額は据え置き [社労士]

厚生労働省が2013年4~9月分の公的年金の支給額を、昨年と同額に据え置くと発表したというニュースがありました。

13年4~9月分の公的年金、12年度と同額 (読売新聞) - Yahoo!ニュース

記事は、

〉 厚生労働省は25日、2013年4~9月分の公的年金の支給額について、12年度と同額に据え置くと発表した。

〉 国民年金は満額支給で月6万5541円、厚生年金は夫が平均的な賃金の会社員、妻が専業主婦のモデル世帯で月23万940円のままとなる。10月分(12月支給)からは、過去の特例措置で本来より高くなっている支給額を、3年間で2・5%減額する法律が成立したことに伴い、1%引き下げ、国民年金は666円減の月6万4875円、厚生年金は2349円減の月22万8591円となる。

〉 年金額は毎年の物価動向を勘案して改定される。総務省が25日に発表した消費者物価指数(2010年=100)で、12年平均の総合指数(生鮮食品を含む)は99・7と前年と同水準だったことから、13年度前半は据え置きとなった。

とあります。

10月の1%減額以降のスケジュールは、26年4月に1%、27年4月に0.5%の引き下げとなります。

また、年金と同じく物価変動に応じた改定ルールが法律に規定されている児童扶養手当なども、4月から9月までの改定はおこなわれず、10月分以降は年金と同じく特例水準の解消のために3年をかけて段階的に引き下げられます。

しばらくどうでもいいことをブログに書いてきて、久しぶりの真面目な社労士ブログでしたが、それほど話を膨らますことができませんでした。

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今さらやっとの初詣 [その他]

毎年、年が明けると近所の氏神様の他に神田明神に初詣に行ってます。

もともと、神田明神のすぐそばにお客さんがいて、お年始の挨拶のついでに行っていたのですが、お客さんがいなくなった今でも参拝を続けています。

ただ、本来の目的である挨拶がなくなったので新年早々に行く必要がなくなりましたし、また早くに行くと混んでいるのが嫌なので最近は1月の中ほど以降になってから行くようにしているのですが、今年は今日になってやっと行ってきました。

お参りをし、お守りとおみくじを買おうと並んでいたら、順番を守れない年寄りに横入りをされてイラッとしてしまいました。

普段であれば黙ってはいませんが、縁起の良いものを求めるときにもめるのも嫌ですから、神様はこういった愚かな振る舞いも見ているんだろうなと思うだけで我慢しました。

しかし、そんなことを思いながら引いたおみくじが良い結果になるはずはありませんねえ、今年の運勢は末吉でしたよ。

まあ、去年は大吉でしたけどだからといってそれほどよい年でもありませんでしたからねえ、気にしないことにします。

近所の小さい神社でただお参りだけをするよりも、大きな神社で一緒におみくじを引いたりお守りを買った上でお参りをする方が、私のような信心が足りない人間には参拝をしたという気持ちが強くなりますので、もう1年の約12分の1が過ぎた今さらになってやっと初詣がすんだ気がするのでした。

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風邪っぽいのが抜けません、いやもしかして [その他]

先週ぐらいから喉が痛くなり、また、ものを飲み込むときに喉が引っかかるというか抵抗感があって飲み込みづらくなってしまいました。

喉が痛くなって飲み込みづらくなるって、風邪をひいてしまったんですかねえ。

食事を取ることができないというほどつらいということはありませんが、そんな状態ではあまり飲み食いする気になりませんので前回のブログに書いた新年会でもそれほど飲むことができませんでしたよ。

昨日になると喉の状態が良くなったのか、それとも慣れたからなのかビールがだいぶ美味しく飲めるようになってきましたが(ビールがリトマス試験紙のようになっています)、今度はセキとくしゃみがでるようになってきました。

風邪をひいたのだとしたら悪くならないだけまあ良いのですが、もう10日近くたっているのに中々よくなりません。

喉が痛くなったのでてっきり風邪をひいたと思ったのですが、その後にくしゃみが出るようになったことからこれは風邪ではなく花粉なのかもしれませんね。

しかし、もう花粉って飛び始めているのでしょうか。

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懐かしい顔の新年会 [その他]

あんまり、らしくないのですがはるかな昔の高校時代に私は剣道をしていました。

昨日は、剣道部のひとつ学年の後輩の皆さんが開く新年会に参加してきました。

剣道部の同級生の男子(といっても今ではおっさんです)とはなんだかんだで今でも年に2、3度会い続けていますが、同級生の女子(といっても今ではおばさんです)や顧問の先生(といっても今では先生をしていません)、そして後輩の皆さん(やっぱりおっさんとおばさんです)に会うことがあるのはこの新年会だけで、それもここ2、3年後無沙汰をしましたので、とっても懐かしい思いをしてきましたよ。

5、6年前に初めて新年会のお誘いを受けたときには二十何年ぶりの再会でしたから誰が誰だかという状態でしたが、2、3年のブランクがあるとはいえ昨日はそんなことはなく、「誰だっけ」なんて失礼なことを聞くことはありませんでした。

しかし、5、6年前で二十何年ぶりなんですから、今ではあのころから30年ぐらいたっているということなんですよね、いやはやまったくです。

はたから見ればただのおっさん、おばさんの集まりでしょうけど、当事者たちは高校生時代にひと時のタイムスリップをするかのような懐かしい新年会なのでした。

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賀詞交歓会 [社労士]

昨日は、社会保険労務士の武蔵野統括支部の賀詞交歓会がありました。

私は今期、支部の総務委員をしていて、総務委員はこういった行事の運営をすることも役割のひとつですので、同じく総務委員だった昨年の賀詞交歓会に続いて裏方としての出席でした。

昨年は裏方の中の一人として出席でしたが、今年は運営のまとめ役になってしまいましたので事前の準備などが大変で、先月から年をまたいで会の当日の昨日までずっとばたばたとしていました。

だいたい、人に指図をするのも指図されるのも苦手なリーダーシップのない私のような人間にはこの手の役割は向いていないんですよねえ、まあ、終わった後になってまでグズグズ言うのもなしですか。

ただ、会が始まってしまえば昨年の受付、会計というような決まった役割もないので去年よりもゆっくりできるかと思いきや、やっぱりそういうわけにはいきませんねえ、あっちでこっちでじたばたじたばたしていましたよ。

おかげで、今年もやっぱり会費こそ払ったもののほとんどなにも飲み食いできないという、コストパフォーマンスの悪い飲み会となってしまいました。

まあ、そういう役割なんですから仕方ありませんねえ、それよりも多少の不備はあったものの致命的なミスはなく、無事に会が終わることができて良かったですよ。

それはそうと、今年の賀詞交歓会にはこちらが地元の元首相本人が来て挨拶をしていましたよ。

挨拶は会場の外にいたので聞いていませんし、興味もありませんが、元首相ともなるとSPが護衛をしているんですね(他の国会議員さんにSPは付いていませんでした)。

なんでSPって分かったのかというと、スーツに「SP」というバッジが付いていたからです。

分かりやすくていいのかなと思いましたが、逆にこんなに分かりやすくていいの?とも思いましたよ。

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ツルッツルでした [その他]

昨日はこちらにしてはまあ、けっこうな雪が降りました。

もういいおっさんですが、雪が降るとテンションが上がってちょっとうれしくなりますね。

雪が降っている間はまあうれしいのですが、うんざりするのがその後始末です。

家が商店街の中にあって、周りの店は雪が止むと店の前の雪かきをします。

私は雪かきなんかしなくても何日かすれば融けてなくなってなくなるんですから放っておけばいいじゃないか、とも思うのですが、周りが雪かきしている中家の前だけ雪が残っているのも格好が悪いので、同じく雪が止んだ後には雪かきをしています。

今朝もツルッツルに凍った雪を朝一番に雪かきをして、腰が痛くなりましたよ。

午後には市役所の市民相談に行ってきましたが、いつもは車で市役所に行くのですが今日は道が悪そうですから電車に乗って行ってきました。

電車で行くといっても、駅までや駅からは歩くのですが、午後になっても雪がまだ残っていてツルツル滑りましたねえ、何度か転びそうになりました。

転びそうになる歩道の横の車道は、ほとんど雪がなくなっていました。

脇道はともかく通行量の多い街道は車の運転に支障はなかったんですね、ツルツル滑って転びそうになりながら歩くんなら、いつもと同じく車で行けば良かったよと、失敗したなあと思いました。

しかし、この程度の雪で大騒ぎになるなんて雪の多い地方の方から見れば「なにをやっているんだよ」といつものように思われるんだろうなあと、これもまたいつものように思うのでした。

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ソーシャルメディア・ハラスメントが増加中 [社労士]

ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を巡って、ソーシャルメディア・ハラスメント(ソーハラ)と呼ばれる職場トラブルが増えているというニュースがありました。

上司が友達申請・いいね強要…「ソーハラ」増加 (読売新聞) - Yahoo!ニュース

記事は、

〉 ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を巡り、「ソーシャルメディア・ハラスメント」(ソーハラ)と呼ばれる新たな職場トラブルが増えている。

〉 特に実名利用が原則のフェイスブック(FB)などでは、職場の上司から「友達申請」されたり、投稿への反応を迫られたりすることにストレスを感じる人も多い。専門家は「仕事とプライベートを分け、相手との距離感を正しく認識して」と呼びかけている。

〉 「FBやってるんだ? 友達申請して」。横浜市のアルバイト男性(23)は昨年夏、スマートフォンでFB画面を開いていると、のぞき込んできた男性上司にこう言われた。気まずくなるのも嫌なので「友達」にはなったものの、上司が書き込む投稿は無視していた。

〉 すると2週間後、上司に「冷たいな」と責められた。投稿を評価する「いいね!」ボタンをクリックしたり、投稿に対するコメントを書き込んだりしてほしいという。男性は「勤務時間外なのに気を使いたくない」と不快感をあらわにする。

〉 都内に住む旅行会社の女性添乗員(24)の場合、FBで「友達」になった職場の女性の先輩から、電話やメールで繰り返し、投稿にコメントするよう求められ、うんざりしているという。それでも、「『友達』を解除したら職場で険悪になる。投稿には機械的に『いいね!』を押すしかない」と女性はあきらめ顔だ。

とあります。

セクハラ、パワハラに続いてソーハラですか、まあ、受ける方が嫌だと思うものはなんでもハラスメントになりますかね。

上司と部下という関係があってのことですから、ソーハラはパワハラの一種になるんでしょうか。

でも、もし私が会社員で部下がいたらセクハラ、パワハラはともかく、悪気はないですがソーハラはしかねないかもしれませんね。

コメントの強要なんかはしないでしょうけど、なになに自分も混ぜてよって感じでソーハラをしてしまいそうです。

まあ、実際の私は部下も上司もいないでひとりで仕事をしていますし、フェイスブックもしていませんからソーハラのしようもありませんけどね。

なんのハラスメントであろうと相手が嫌だと思うようなことはしてはなりませんし、自分にその気がなくても相手がどう思うのかも考えなければならないということでしょうね。

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「追い出し部屋」の実態調査 [社労士]

厚生労働省が、大手企業に「追い出し部屋」などと呼ばれる部署の設置が相次いでいる問題の調査に乗り出す考えを示したというニュースがありました。

「追い出し部屋」実態調査へ 厚労省、退職強要を懸念 (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

記事は、

〉 大手企業で社員から「追い出し部屋」などと呼ばれる部署の設置が相次いでいる問題で、田村憲久・厚生労働相は8日、調査に乗り出す考えを示した。これまで「民間企業の経営には介入できない」と静観してきたが、退職を強要するといった違法行為につながるおそれもあるとして、実態の把握を急ぐことにした。

〉 「追い出し部屋」などと呼ばれる部署には、低迷する事業部にいたり、希望退職への応募を断ったりした社員が配属される例が目立つ。おもな仕事は多忙な他部署への「応援」で、製品の箱詰めや議事録づくりといった「雑用」が多い。自分の転職・出向先さがしを命じられることもある。

〉 このため、社員からは「社内失業者を集めて退職に追いこむのが狙いだ」との反発が出ている。一方、企業側は「新たな技能を身につけてもらい、新しい担当に再配置するため」などといい、退職に追いこむ意図はないと説明している。

とあります。

とあるゲームメーカーの同じ趣旨の「パソナルーム」が問題になったのはずいぶん前ですよねえ、今に至るまでずっとこの問題は続いているのですね。

私は仕事柄、決して労働者の味方ではなく、むしろ会社側の立場につく人間ですが(この件では労働者側、その件では企業側と立ち位置を使い分けると業務に支障が出かねないためで、社労士でも労働者側に立って活動をしている人もいますよ)、こういう陰湿でスマートでないやり方はイカンと思いますよ。

まあ、解雇規制が厳しい日本では、こうでもしないと社員を辞めさせることができないというのも問題ではあるとも思いますけどね。

でも、これって退職を強要するといった違法行為につながるおそれがあるとかないとかという以前に、こうした部屋に配属すること自体がそもそも会社の配置転換権利の濫用に当たってアウトになりそうな気もするのですが、どうなんでしょうか。

もしもですが、私がこういう会社にいて「追い出し部屋」に追い込まれたならば、そこから争うことになるでしょうね。

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