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障害年金の制度を知らない人が多いようです [社労士]

厚生労働省が、障害年金についての制度が知られていないために申請せずに未受給のままの障害者が相当数いるとみて、広報の強化を図るというニュースがありました。

障害年金「制度知らない」多数…厚労省調査 (読売新聞) - Yahoo!ニュース

記事は、

〉 厚生労働省は、障害年金について、制度が知られていないため、申請せずに未受給のままの障害者が相当数いるとみて、広報の強化を図る。

〉 厚労省が行った調査で、未受給者の多くが制度や手続き方法を知らなかったと答えたためで、障害者団体を通じてPRするとともに、新たに障害者手帳に障害年金の申請方法を記載する。

〉 厚労省の調査は2011年11月~12年2月に身体障害者を対象に行った。自治体を通じて選んだ障害者手帳を持つ20歳以上の身体障害者6679人のうち、障害年金の未受給者で、障害年金の対象となる65歳未満の335人を抽出してアンケート形式で実施した。調査に対しては、295人が回答した。

〉 この調査をきっかけに、少なくとも27人が基準を満たしているのに申請していないことが判明し、障害年金を新たに受給した。このうち7人は、最も障害が重く支給額も多い「1級」と認定された。

とあります。

年金というと、老後の生活のための年金ばかりが話題になるせいか、こういった障害年金や残された家族のための遺族年金の仕組みもあることを知らないという人は多いですね。

テレビなんかで年金の特集をしているときに、年金にには老後の生活のための老齢年金、病気や怪我で体が不自由になったときのための障害年金、亡くなった後の子供さん、奥さんのための遺族年金の3種類の年金がありますなんて説明があったときに出演者が「えっ、そうなんですか」と驚くのを見ると、私は逆に「えっ、そこからですか」と驚いてしまいます。

まあ、私だってたまたま社労士やFPになったから知っていることであって、別の専門家の方からみればやっぱり「えっ、そんなことも・・・」という知らないことも多いんでしょうね。

自分にとって関係のないことであれば知らなくても不思議はないのですが、そうはいっても障害を負った、先立たれたという当事者になってもいくらなんでも~ と思ってしまうのですが、本当に大変なことになると周りに目を配る余裕なんてなくなるのでしょうし、やっぱりこれは「当事者の申請があるときに限って、手続を開始するという原則の申請主義の限界ののでしょうか。

でも、だからといって「申請主義はけしからん」というものではなくて、今日の記事のように周知すべきことは周知して、その上で利用する、利用しないというのが申請主義のあるべき形なんでしょうね。

そうであっても申請しようかといときに、「利用できるのか、できないのかよく分からない」とか「利用できそうだが、手続きが面倒くさそう」という場合のために私らのような代行者がいるわけで、最近は障害年金専門で動いている社労士さんも多いですよ。

私はといえば、こうしてブログに年金に関することを書くことは多いですが、実務面では年金に特化してしているわけではないので、それ専門で活動をしている人よりはノウハウはないかもしれませんが、それでも依頼があれば補っても余りある情熱で相談、代行を承りますよ。

話は変わりますが、明日は社会保険労務士の試験日です、試験を受けられる方は良い結果が出るよう頑張ってくださいね。

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