SSブログ

年金繰り下げ支給拡充を提言 [社労士]

国民の健康づくりを支援する自民党の国会議員からなる「ヘルス・アンド・コミュニティ議員連盟」が、公的年金の受給開始時期の制度拡充を柱とした提言の素案をまとめたというニュースがありました。

<公的年金>繰り下げ支給拡充を 自民議連提言 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

基礎年金の受給開始時期(65歳)を遅らせる「繰り下げ支給」を選ぶと年金額が上積みされ最大で70歳からは42%増えますが、それ以上繰り下げても額は変わらないのを提言は80歳などでさらに上積み受給できることを念頭に「個人の意思で自由に選択」が可能な仕組みを求めているそうです。

提言では他に、健康づくりに努力した個人への「ヘルスケアポイント」付与や現金給付などを盛り込んだそうですが、それらは社労士に関係がなさそうなので省略します。

繰り下げ支給は昔は年単位の増額でしたが、現在は月単位で計算して上積みされます。

1ヶ月の増加率が0.7%ですから70歳まで繰り下げると、0.7%×12月×5年で42%の上積み支給となるのです。

この計算でいくと80歳まで繰り下げると0.7%×12月×15年で126%の増額ですか、うーんすごい増え方ですねえ、でも80歳から年金が出たとしてその後何年生きていられるか分かったものではありませんし、そもそも80歳になる前に死んでしまうかもしれません。

それぞれの人の生き方に合わせて様々な選択肢があってもいいと思いますが、はたしてどのぐらいの人が80歳まで繰り下げるものなのでしょうか。

私の事務所のホームページです、こちらもご覧ください。

社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー・DCプランナー 安部事務所(クリックしてください)

nice!(35)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。