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平成27年度の年金額改定 [社労士]

厚生労働省が平成27年度の年金額改定について、特例水準の段階的な解消とマクロ経済スライドによる調整とを合わせて、基本的には0.9%の引上げと発表しました。

年金額は物価の変動に合わせて支給額が改定される仕組みで、物価変動率2.7%に実質賃金変動率、可処分所得割合変化率で調整後の名目手取賃金変動率2.3%から、年金の給付水準を抑制するマクロ経済スライド0.9%を引いた1.4%の引き上げが本来の改定率になります。

しかし、平成12年度から14年度にかけて物価が下落したにもかかわらず政治判断により年金額を据え置いたことで、本来の年金額より2.5%高い額で支払われた特例水準の段階的な解消分の0.5%の引き下げがありますので、0.9%の引き上げが27年度の改定額になります。

なお、4月の0.5%の引き下げで特例水準は解消されます。

これにより、4月から国民年金の満額受給月額であれば608円増の65,008円になり、厚生年金の額も増額になりますが、実際に受取額が引き上がるのは4月分の年金が支払われる6月からになります。

一方、平成27年度の国民年金保険料額は26年度から340円の引き上げの15,590円(月額)になります。

前回のブログの息抜き動画はワンちゃんでしたので、今日はネコちゃん動画です。



え~っ、落ちたのそっちなのというネコちゃんでした (`ФωФ')

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