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粒子線治療 先進医療で継続 [FP]

去年の8月に、重粒子線や陽子線を患部に照射してがんを治療する粒子線治療が既存の治療法との比較で優位性を示すデータを集められなかったので、先進医療からの除外や格下げを検討しているというニュースを紹介したブログを書きましたが、小児の固形がんに対する陽子線治療、切除できない骨がんへの重粒子線治療は健康保険の適用が認められ、その他は先進医療の枠組みのままで継続されるようです。

300万円かかる「がんの粒子線治療」は本当に夢の治療か? ( ダイヤモンド・オンライン ) - Yahoo!ニュース

記事には、粒子線治療が従来の治療よりも優位なのか、そうではないかが書かれていますが、そっちの知識はないので特にどうこう書くことはできません。

8月のブログも、今日のブログも、粒子線治療が先進治療から除外されたら、最近の民間の医療保険に「先進医療特約」を付けられるものが多いけどどうなるのって面から書いていますが、継続となるんですからそのまま~でいいですし、小児の固形がんと骨がんに対しての粒子線治療は保険診療になるのですから先進医療特約を付けていなくても安心して治療を受けられるということになるんでしょう。

とはいえ、2年後の評価ではどうなるか分りませんから、今後は保険会社もあまり先進医療特約を前面に出してPRしていくことはないのではと思います。

この期に及んで、「月80~100円の保険料をプラスすることで、300万円ほどかかる重粒子線、陽子線治療をカバーできますよ」って勧めてくる保険営業さんがいたら、その人のことはあまり信用しない方がいいでしょうね。

私はといええばもう保険屋さんをしていませんが、ファイナンシャルプランナーとして保険の相談を受けたときに先進医療特約について訊かれたら、当時と同じく「別にいらないんじゃないですか」とお答えするでしょうね。

だいたい、月80~100円の保険料って確かに安いけど、純粋に保険にかかる料金っていくらなのよ、もっともっと安いんじゃないのと思いますから、本当に保険料が安いって思っていいのと感じます。

保険屋さんをしていたときに自分から付けたいという人を除いて先進医療特約を勧めたことはありませんでしたから、粒子線治療が先進医療特約の対象でなくなっても関係ありませんが、このブログのアクセス解析を見ると「粒子線治療」、「先進医療特約」で来ている人がけっこう多いので、今日はこの件について書いてみました。

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