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事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン [社労士]

厚生労働省が、「事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン」を公表しました。

ガイドラインは、がん、脳卒中、心疾患、糖尿病、肝炎などの治療が必要な疾病を抱える労働者に対して、事業場において適切な就業上の措置や治療に対する配慮が行われるよう、事業場における取組をまとめたものです。

がんは、治療技術の進歩等により、「不治の病」から「長く付き合う病気」に変化し、仕事をしながら治療を続けることが可能な状況ですが、現状は仕事上の理由で適切な治療を受けることができないケースが見られ、治療と職業生活の両立に悩む事業場が少なくないことからガイドラインができました。

【ガイドラインのポイント】

<治療と職業生活の両立支援を行うための環境整備>

○ 労働者や管理職に対する研修などによる意識啓発

○ 労働者が安心して相談・申出を行える相談窓口を明確化

○ 時間単位の休暇制度、時差出勤制度などを検討・導入

○ 主治医に対して業務内容などを提供するための様式や、主治医から就業上の措置などに関する意見を求めるための様式を整備

<治療と職業生活の両立支援の進め方>

○ 労働者が事業者に支援を求める申出(主治医による配慮事項などに関する意見書を提出)

○ 事業者が必要な措置や配慮について産業医などから意見を聴取

○ 事業者が就業上の措置などを決定・実施(「両立支援プラン」の作成が望ましい)

<がんに関する留意事項>

○ 治療の長期化や予期せぬ副作用による影響に応じた対応の必要性

○ がんの診断を受けた労働者のメンタルヘルス面へ配慮

厚生労働省は、今後、このガイドラインの普及や企業に対する各種支援によって、疾病を抱える方々が治療と職業生活が両立できるような環境整備に取り組んでいくそうです。

ガイドライン概要(PDF:126KB)
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11201250-Roudoukijunkyoku-Roudoujoukenseisakuka/0000113458.pdf

がんに関する留意事項の概要(PDF:110KB)
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11201250-Roudoukijunkyoku-Roudoujoukenseisakuka/0000113459.pdf

ガイドライン本文(PDF:1,181KB)
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11201250-Roudoukijunkyoku-Roudoujoukenseisakuka/0000113625.pdf

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