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有給休暇の取得率48.1% [社労士]

昨年1年間の正社員の年次有給休暇取得率は48.1%で、前年から1.0ポイントの上昇だったというニュースがありました。

ニュースはこちらです。

有給休暇取得率48.1%=目標遠く、前年比微増―厚労省 (時事通信) - Yahoo!ニュース

記事は、

〉 厚生労働省が20日発表した就労条件総合調査によると、昨年1年間の正社員の年次有給休暇取得率は48.1%で、前年から1.0ポイントの上昇にとどまった。政府は新成長戦略で、2020年までに取得率を70%へ引き上げる目標を掲げているにもかかわらず、実態は程遠いことが改めて示された。厚労省は「完全取得すべきで、早急な改善が必要」としている。

〉 10年に企業が付与した有給休暇は労働者1人平均で17.9日で、このうち実際に取得したのは8.6日だった。付与日数のうち何日休んだかを示す取得率を産業別にみると、最も高かったのは「電気・ガス・熱供給・水道業」の75.2%、最低は「宿泊・飲食サービス業」の32.5%。

〉 規模別では、従業員1000人以上の企業55.3%に対し、30~99人は41.8%と格差が大きい。

〉 調査は常勤の従業員30人以上の企業6145社を対象に実施し、4296社から有効回答を得た。有効回答率は69.9%。

とあります。

目標には程遠いなんて書いてありますが、私は48.1%の取得率とはけっこう高いなと感じたのですが、調査対象が従業員30人以上の会社だったんですね。

もっと小さい会社も入れれば、取得率ももっと下がるような気がします。

入社後半年で10日、6年半たてば年に20日の年次有給休暇になりますが、目標とする70%の取得率となると入社後6年半以上の社員だと14日の有給休暇の取得となるわけで(しかも、翌年は残った6日がプラスされますので26日の70%で18日になります)、変な言い方になりますが会社の方から強制的に休みを取らすぐらいにならないと実現は難しいかもしれませんね。

厚生労働省が発表した就労条件総合調査が気になって、厚生労働省のHPを探したらありました。

年次有給休暇の調査だけではなく、他の労働時間制度や定年制度、賃金制度など様々な調査結果がありましてかなりのボリュームでした。

就労条件総合調査結果の概況へのリンクを貼りますので、興味のある方はご覧ください。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/11/index.html

私の事務所のホームページです。こちらもご覧ください。

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