老後は年金だけでは賄えないが8割 [FP]
金融広報中央委員会が、お金に関する知識などをつかむため実施した「金融力調査」の結果を公表したというニュースがありました。
ニュースはこちらです。
老後「年金のみでは賄えず」が18歳以上の8割 (読売新聞) - Yahoo!ニュース
記事は、
〉 金融に関する情報を広く提供する金融広報中央委員会(事務局・日本銀行)は21日、18歳以上の個人のお金に関する知識などをつかむため実施した「金融力調査」の結果を公表した。
〉 多くの人が老後に必要な資金の手当てが十分でない実態が明らかになった。
〉 老後の費用について、「年金のみでは賄えない」と答えた人は78%に上った。このうち、「他の資金で準備できている」とした人は37%で、「準備ができていない」が62%だった。準備できていない理由については、「現在の収入では将来に備える余裕がない」との答えが71%に達した。
〉 調査は今回が初めて。昨年11~12月、全国の1万人を対象に面接やインターネットなどで行い、3531人分の回答を集計・分析した。
とあります。
自営業者が国民年金だけの加入だったら、20歳から60歳までの40年間フルに保険料を払っていても1ヶ月に約65,500円の年金しか出ないんですから、「年金のみでは賄えない」というのは当然ですね。
会社員であれば厚生年金、公務員であれば共済年金が国民年金に上乗せされますが、今の年金に関するネガティブな話ばかり聞き続けていれば、よっぽど給料が高くて保険料をいっぱい払っていて、しかもよっぽど楽天的な人以外は、年金だけの老後の生活を思い浮かべることができないでしょう。
「現在の収入では将来に備える余裕がない」という気持ちは私も身につまされてよく分かるのですが、それでも年金で足りない部分を準備していかないと、安心して老後が迎えられないということになります。
年金で足りない部分を準備する方法として、ただ漠然と金融機関に預けるよりもお得な国民年金基金、付加年金、個人型確定拠出年金、小規模企業共済、財形年金貯蓄などの公的な制度があります。
このブログのFPカテゴリの記事というと、すっかりCFP試験挑戦記みたいになってしまっていますが(そのCFP挑戦ですら来年の6月まで先延ばしです)、今後はこれらの年金で足りない部分を準備する方法の良し悪しについても書いていきたいですねえ。
私の事務所のホームページです。こちらもご覧ください。
社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー・DCプランナー 安部事務所(クリックしてください)
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老後「年金のみでは賄えず」が18歳以上の8割 (読売新聞) - Yahoo!ニュース
記事は、
〉 金融に関する情報を広く提供する金融広報中央委員会(事務局・日本銀行)は21日、18歳以上の個人のお金に関する知識などをつかむため実施した「金融力調査」の結果を公表した。
〉 多くの人が老後に必要な資金の手当てが十分でない実態が明らかになった。
〉 老後の費用について、「年金のみでは賄えない」と答えた人は78%に上った。このうち、「他の資金で準備できている」とした人は37%で、「準備ができていない」が62%だった。準備できていない理由については、「現在の収入では将来に備える余裕がない」との答えが71%に達した。
〉 調査は今回が初めて。昨年11~12月、全国の1万人を対象に面接やインターネットなどで行い、3531人分の回答を集計・分析した。
とあります。
自営業者が国民年金だけの加入だったら、20歳から60歳までの40年間フルに保険料を払っていても1ヶ月に約65,500円の年金しか出ないんですから、「年金のみでは賄えない」というのは当然ですね。
会社員であれば厚生年金、公務員であれば共済年金が国民年金に上乗せされますが、今の年金に関するネガティブな話ばかり聞き続けていれば、よっぽど給料が高くて保険料をいっぱい払っていて、しかもよっぽど楽天的な人以外は、年金だけの老後の生活を思い浮かべることができないでしょう。
「現在の収入では将来に備える余裕がない」という気持ちは私も身につまされてよく分かるのですが、それでも年金で足りない部分を準備していかないと、安心して老後が迎えられないということになります。
年金で足りない部分を準備する方法として、ただ漠然と金融機関に預けるよりもお得な国民年金基金、付加年金、個人型確定拠出年金、小規模企業共済、財形年金貯蓄などの公的な制度があります。
このブログのFPカテゴリの記事というと、すっかりCFP試験挑戦記みたいになってしまっていますが(そのCFP挑戦ですら来年の6月まで先延ばしです)、今後はこれらの年金で足りない部分を準備する方法の良し悪しについても書いていきたいですねえ。
私の事務所のホームページです。こちらもご覧ください。
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>現在の収入では将来に備える余裕がない
…今の現役世代は大抵そうですね。悲しいことに。
リタイアした世代のほうが、持ち家があればランニングコストも少なく
可処分所得が多い(余裕がある)という気もします。
また、企業としても企業年金や株主への配当なども含めて
利益を出さなくてはいけないので厳しいですよね…。
私も低収入ではありますが、ちびちびと貯金をしています^^;
by tomomame (2012-09-23 21:29)
全世界経済不安で、年金や金融投資をすすめる方の心理って?
あ!借り倒しという手も、あるかな?現物握った者が勝ち?
by hanamura (2012-09-23 21:35)
tomomameさん、こんばんは。
その責任はこれまで問題を先送りにしてきた国の政策であって、高齢者を責めるのは筋違いでしょうけど、世代間の格差があるのは間違いないですね。
by heroherosr (2012-09-23 23:27)
hanamuraさん、こんばんは。
手元で大切に保管をした10万円は10年たっても10万円のままですが、運用の結果によっては11万円にも、20万円にもなります。ただ増えないだけではなく、もし、将来インフレになって物価が2倍になったならば、10万円は将来の5万円の価値しかなくなってしまいます。
100%安全な運用はありませんが、リスクの許容範囲をどこまで取れるかは人それぞれで、どこまでが正解、間違いというものではありませんね。
by heroherosr (2012-09-23 23:42)