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2015~17年度の全国平均介護保険料は5514円 [FP]

2015~17年の65歳以上の介護保険料(月額)が、高齢化の進行で全国平均が5,514円になったというニュースがありました。

<介護保険料>15年で倍増 利用少数に「払い損」の苦情も (毎日新聞 ) - Yahoo!ニュース

現時点では介護保険を利用するお年寄りは「少数派」で、市区町村には健康な高齢者から「保険料の払い損」との苦情も届いていて、高まる介護サービスの需要と保険料水準をどう両立するかの板挟みの苦悩が続いているそうです。

なにもしてもらっていないのに高い保険料だけ取られるのは、不公平で馬鹿馬鹿しいですよね。

ただね、この記事の平均保険料の5,514円のところに65歳以上ってなっていますが、介護保険の保険料を払う被保険者って65歳以上の第1号被保険者(この記事に書かれている人のことです)と、40歳以上65歳未満の第2号被保険者の2つに分かれている仕組みで、第2号被保険者も介護保険を利用することはできますが、その要介護状態になる原因が16種類の特定の病気に限定されていて、どんな原因でも利用できる65歳以上の人に比べれば最初から払い損な仕組みになっているんですよ。

それに医療にしても、医者にかからず保険料ばかりを払う若い人がいるからお年寄りもお医者さんに診てもらえるわけで、「保険料の払い損」なんて言い出したら保険の仕組みが成り立ちません。

紹介した記事には5,514円になってスタートしたときの2倍近くになったとまでしか書かれていませんが、厚生労働省のホームページの新着情報を見ると今後の見込みが書かれていました。

平成32年度見込み6,711円、37年度見込み8,165円・・・、これは苦情ぐらいですまなくなっていきそうです。

ではどうするか、国庫負担の割合を高くするしかないのでしょうがそれも限度がありますので、これは私の予想ですが、市区町村から都道府県への運営移管(これは国民健康保険でもしようとしています)、あとは40歳からの第2号被保険者の年齢の引き下げなんかの話が出てくるんじゃないかと思います、少子高齢化の影響ってじわじわ来て怖いですね。

今日のブログのカテゴリーは、介護保険も社労士の扱う法令なんですけど生活全般の話題としてFPカテゴリーにしましたよ、まあ、どのカテゴリーでも読む方には関係ないですけどね。

今日の息抜き動画は、逆立ちになって降参するネコちゃん動画です。



私にはそう見えましたが、動画のタイトルを見るとカポエラ(どっかの国の武術ですよね)のファイティングポーズになっています、このニャンコはなにがしたかったのでしょうか。

私の事務所のホームページです、こちらもご覧ください。

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