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国民年金納付率、過去最低に [社労士]

国民年金の09年度の保険料納付率が、過去最低となった08年度の62.1%を下回ることが確実な情勢だというニュースがありました。ニュースはこちらです。

国民年金納付率、過去最低更新へ=09年度、2月分までで59.4%

記事は、

〉 厚生労働省は1日、2009年4月~10年2月分の国民年金の保険料納付率が前年度同期比2.1ポイント減の59.4%になったと発表した。保険料は前納でまとめて納付することが多いため、3月分の納付率が大幅にアップすることは見込めず、09年度の納付率は過去最低となった08年度の62.1%を下回ることが確実な情勢だ。納付率が前年度を下回るのは4年連続。

〉 納付率が低下を続ける背景には、不況に伴い勤めていた企業を解雇され、国民年金に加入したものの保険料が払えないケースが増えていることや、年金記録問題に対する不信感が払しょくされておらず、支払いを拒否する例が依然多いことなどがあるとみられる。

〉 加えて、同省は「最優先課題の年金記録問題に人員をシフトし、保険料徴収に人を割けなかったことが要因の一つではないか」(年金局)と分析。納付率低下の原因を究明した上で、徴収体制強化などの対策を講じる考えだ。

とあります。

全体の4割が保険料を支払わない社会保障制度なんて、システムとしてありえないだろう、と思ったのがこの記事を読んでの最初の感想ですが、確かにシステムに問題があるからこれだけ年金問題が大きくなっているわけで(システムだけの問題では決してありませんが)、また国民年金単独の未納率が4割を超えても、厚生年金、共済年金加入者を合わせての未納率を見ればシステムが破綻しているとまではいかないのでしょう。

まあ、信念をもって国民年金の保険料を支払わないという人はともかく、保険料を支払う余裕のない人は免除の手続きを是非すべきでしょうし、なんとなく保険料の支払いを躊躇している人は本を読む、ネットで調べる、人に聞くなどして制度の良い面、悪い面を十分に理解をしてから支払う、支払わないを決めるといいと思いますよ。

私は社労士、FPだからという訳ではありませんが、国民年金の保険料は払えるならば払った方が良いと思いますが、何十年後に日本と言う国がどうなっているか分かったものではないから払わない方が良いという意見を明確に否定はできません。

あとは保険料を支払わなかった人が将来に、「こんなはずじゃなかった」、「なんとかしろ」、となっても、保険料の追納などの便宜を絶対にしてはいけない、となりますね、はい。

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