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個人型確定拠出年金の見直し方針 [FP]

厚生労働省が、「個人型確定拠出年金(個人型DC)」の制度を見直して誰でも加入できるようにする方針を固めたというニュースがありました。

「個人型」、誰でも加入可能=確定拠出年金の改革案―厚労省 (時事通信) - Yahoo!ニュース

現在は認められていない専業主婦や、別の企業年金に加入している会社員、共済に加入している公務員なども、個人型DCに加入できるようになるそうです。

個人型確定拠出年金は現在、自営業者等(拠出限度額は月額68,000円)と企業年金を実施しない企業の従業員((拠出限度額は月額23,000円)が加入対象ですがこれを広げようということですね。

誰でも加入可能となるとどうなるか、記事では一番最初に専業主婦があげられていますが独身のOL時代に個人型確定拠出年金、あるいは企業型確定拠出年金に加入していても、結婚して専業主婦になると加入ができないのでこれまでの拠出した掛金の運用指図しかできなかったのが、確定拠出年金を続けることができるようになるということです。

別の企業年金に加入している会社員、共済に加入している公務員は自助努力で老後への備えができるようになりますか。

確定拠出年金、パッとしていないですよね、私自身DCプランナーを名乗っていますが全然確定拠出年金の仕事していませんもん。

誰でも加入できるようにすることでパッとしない確定拠出年金をもっと普及させたいということでしょう。

私が思うに、自己責任で資産を運用するというスタイルがどうも馴染めないという人がそもそも多いようですし、さらに原則として60歳まで途中引き出しができないことが普及の妨げになっていると思うのですが、対象者の意識付けや仕組みの変化もなしにただ誰でも加入できるようすればそれで普及するものなんでしょうかね。

私の事務所のホームページです、こちらもご覧ください。

社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー・DCプランナー 安部事務所(クリックしてください)

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