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新年金制度の検討会が初会合 [社労士]

前回のブログに続き、年金に関するニュースを紹介します。前回ご紹介したニュースは年金問題の具体的な解決策のひとつのニュースでしたが、今日ご紹介するニュースは年金問題を根本的に解決するための新しい年金制度に関するニュースです。ニュースはこちらです。

5月までに新年金制度の大原則…検討会が初会合

記事は、

〉 政府は8日午前、「新年金制度に関する検討会」(議長・鳩山首相)の初会合を首相官邸で開き、新たな年金制度の検討に着手した。

〉 民主党が先の衆院選の政権公約(マニフェスト)で掲げた年金一元化や、消費税を財源とする「最低保障年金」の創設などを柱に、5月までに新制度の大原則を打ち出すことで一致した。

〉 検討会には、鳩山首相のほか、菅財務相、平野官房長官、仙谷国家戦略相、長妻厚生労働相ら8閣僚が出席。首相は冒頭、「新しい年金制度は新政権にとって最大の課題の一つ。積極的に議論に加わり、国民に理解してもらえる制度を構築してほしい」と述べた。今後は検討会と並行して、古川元久・内閣府副大臣を事務局長とする実務者レベルの検討も進める方針。

〉 民主党のマニフェストでは、2011年度までに年金記録問題の解決に努め、新たな年金制度の設計は12年度からスタートし、13年度までの関連法案成立を目指していた。しかし、制度設計の議論には時間がかかるため、議論を前倒しすることにした。夏の参院選に向けた政権担当能力をアピールする狙いもあるようだ。

とあります。

いよいよ、現行の年金制度の至らない面の修正だけではなく、まったく新しい年金制度の検討に入りますか。

しかし、民主党のマニフェストで掲げた年金制度を実現するためには、ソシアルナンバー(納税者番号)の導入の問題や消費税の増税問題など、年金だけにとどまらない大きな問題を解決しなければなりませんので前途多難でしょう。

実際にこの検討会の初会合に関しての他の新聞社のニュースでは、

〉 消費税率引き上げを伴う具体的な制度設計は参院選後に先送りされており、税制論議に対する“逃げ”の姿勢が浮き彫りとなった(5月に新年金制度の基本原則 “逃げ”? 具体設計は参院選後へより一部抜粋)

と書かれていて、「おいおい、こんなので大丈夫かよ」と突っ込みを入れたくなります。

今まで、民主党のマニフェストで掲げる新しい年金制度だけではなく、他の政党の掲げる新しい年金制度やはては新聞社の提言する新しい年金制度のどれを読んだときにも、「これだよ、これだよ、うん。」と納得できる新しい年金制度を読んだことはありません。

どの制度にも一長一短がある以上、ここは与党だ野党だとくだらない政争にはせず、安心できる新しい年金制度を是非作り上げて欲しいものです。絶対、それだけ大切な問題でしょうよ。

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