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自動車保険の年齢区分を細分化 [FP]

損害保険大手各社が、自動車保険の保険料の引上げ時に、運転者の年齢区分を細分化し、高齢者ドライバーの保険料率を引き上げる方針を固めたというニュースがありました。ニュースはこちらです。

<自動車保険>高齢者値上げへ 年齢区分を細分化

記事は、

〉 損害保険大手各社は6日、4月以降、自動車保険(任意)の保険料の年齢区分を細分化し、高齢者ドライバーの保険料率を引き上げる方針を固めた。各社とも自動車保険の収支が悪化する中、10歳刻みの区分を導入するなどして、事故率が高い高齢者の保険料負担を増やす。

〉 損保大手各社の保険料は現在、運転経験の少ない若年層は年齢を細かく区切る一方、35歳以上は一律。これを改め、30~69歳の運転者を10歳ごとに区分し、それ以上は「70歳以上」とし、年齢層ごとに保険料率を決める方向だ。

〉 損害保険ジャパンが4月に年齢区分を導入し、平均1.5%値上げするのに続き、東京海上日動火災保険が7月の導入、三井住友海上火災保険も11年度中の導入をそれぞれ検討しており、他社も追随すると見られる。

〉 損保ジャパンでは、35歳以上で対人無制限などの一般的な契約では現行の保険料は8万8670円だが、改定後は「30歳以上40歳未満」で8万9200円と約0.6%上昇。「70歳以上」になると9万5820円で8%超の値上げとなる。

〉 自動車保険をめぐっては、若者の車離れや小型車人気で保険料単価が下落、収支が悪化している。これを受け損害保険料率算出機構は09年7月、保険料の目安となる「参考純率」を5.7%引き上げたほか、運転者の年齢を10歳ごとに区分し、高齢者の参考純率を他の年齢層より高くする案も例示。これに対応し、各社は保険料を約1%引き上げた。年齢区分については高齢者の不満も予想される。【和田憲二】

とあります。

現在の自動車保険は、若い人に対しては35歳、30歳、26歳、21歳と年齢区分を細分化しているけども35歳以上の保険料は一律としています。これは若い人が運転する保険の保険料が高くなるということで、同じ補償内容の自動車保険であっても、21歳未満の運転手のいる全年齢を対象にする保険の保険料が一番高く、35歳未満を不担保とする保険の保険料は一番安くなっています。

今後は30~69歳も10歳ごとに区切り、それ以上を70歳以上と区分し、高齢運転者のいる区分の保険ほど保険料が高くなるということです。保険料が高くなるということは別にしても、年齢に限りませんがリスクを細分化するということは合理的な流れなんでしょうね。

高齢者だということでじゅっぱひとからげに保険料が高くなってしまう優良運転手の方には気の毒な話ですが、高齢運転手の起こす痛ましい交通事故のニュースを見ると仕方のないことではと思います。まあ、割高の保険料を甘んじて受けている若い優良運転手もいるのですから、お互い様でしょうか。

ここまで自動車保険に詳しいかのように書いてきましたが、私の事務所では公的な保険の手続や民間の生命保険、医療保険の扱いはしていますが、損害保険の扱いはしていません。損害保険の募集の資格は持っているのですが、そこまで手を広げられません。一人ぼっちでの仕事の限界です。

それでも、「公的・民間を問わず、「保険」、「年金」 と名のつくものについては、なんでもお気軽にお問い合わせください」をモットーにしているのですから、扱っていないとしても知らん振りはできませんので勉強がてら今日のブログを書きましたよ。

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