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労災の障害等級の男女差の見直し [社労士]

今日のブログは法改正情報です。カタイ話なので文章も硬くなりがちですがご容赦ください。

業務上の傷病が治ったときに障害等級に該当する障害が残った場合には、労働者災害補償保険(以下、労災保険と書きます)から障害補償給付が支給されます。障害等級は第1級から第14級まであって、第1級から第7級までは年金として、第8級から第14級までは一時金として支給されます。

去年の6月に、業務上の事故で頭や顔などにやけどや傷跡などが残った場合に労災保険から支給される障害補償給付の障害等級が、障害が同じ程度でも男性は女性より低く取り扱われることは違憲であるという判決が京都地裁で出ました。

厚生労働省はこれを受けて、改正省令を2月1日に施行する予定だそうです。

改正案の具体的な内容は、

(1) 障害等級の男女差の解消 現在男女別となっている障害等級について、男性の等級を女性の等級に引き上げるかたちで改正し、障害の程度に応じ男女とも同一の等級として評価する

(2) 障害等級の新設 医療技術の進展により、傷跡の程度を、相当程度軽減できる障害を、新設する「第9級」として評価する

の2点です。

まあ、至極当然な改正です。むしろ違憲判決が出るまで変えていなかったという方が変な話でしょう。

こんな事がまかり通るならば、私なんかが障害をおったときには元々不細工だったんだから障害等級を引き下げます、なんてことになりかねませんよ。まあ、私は自営業者だから、そもそも労災保険の対象外なんで余計な心配は無用なんですけどね。

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アメリカの人気犬種ベスト10 [生き物]

今日は、年金支給額が引き下げられるとか、2010年の失業率が過去3番目に高かったというような社労士カテゴリーで記事にしてもいいニュースもあるのですが、カタイ話ばかり書いているのも息が詰まりますのでアメリカの人気犬種ランキングのニュースの紹介をします。ニュースはこちらです。

米人気犬種でブルドッグが6位に躍進、1位はラブラドール

記事の引用はせずにベスト10だけを挙げますが、
1位.ラブラドールレトリバー
2位.ジャーマンシェパード
3位.ヨークシャーテリア
4位.ビーグル
5位.ゴールデンレトリバー
6位.ブルドッグ
7位.ボクサー
8位.ダックスフント
9位.プードル
10位.シーズー
だそうです。

1位はラブラドールですか、記憶力が弱くなっているので具体例が思い浮かびませんが、確かに向こうの映画やドラマで、家族の一員としてラブラドールが出ていることが多いような気がします。

ちなみに日本の人気犬種ランキングはこちらです。

人気犬種ランキング|一般社団法人ペットフード協会

アメリカではベスト10の中にラブラドール、シェパード、ゴールデン、ボクサーと4犬種も大型犬が入っているのに、日本はまったく入っていないで14位のゴールデンが大型犬種の最高位です。このへんは、住環境の差があるからでしょうか。

まあ、ゴールデンは少し前には今よりももっと見かけていたような気がしますので、その時にはベスト10に入っていたかもしれませんし、住環境の差はもちろんありますが犬種人気の流行り廃りという面もあるのでしょうね。

では、我らの日本犬はどうなのでしょうか。よく柴犬の紹介文を読むと、日本国外でも人気が高いなんて書いてありますよね。という事で見つけたのがこちらです。ランキング形式にはなっていませんが、それぞれの犬の紹介にAKCランキングも書かれています。

犬種図鑑|犬種大百科|ドックガイドbyアニマルプラネット

柴犬と秋田犬は載っていましたが(あと、狆も)、残念ながらお父さん犬で有名な北海道犬や甲斐犬、紀州犬、四国犬は載っていませんでした。まあ、アメリカでも飼われていいないことはないでしょうけどごく少数なんでしょうね(日本でも北海道犬、紀州犬、四国犬はベスト100圏外です)。

で、柴犬のAKCランキングは62位で秋田犬のランキングが44位でした。人気があるといえるのか、そうでもないのか微妙なランキングです。

意外なのは柴犬よりも秋田犬の方が順位が高いことですが、以前アメリカの秋田犬を見て「これは、秋田犬じゃないだろう」と思ったことがあるのでウィキペディアで調べてみたら、アメリカには別系統の秋田犬の「アメリカン・アキタ」がいるそうです。

秋田犬 ‐ Wikipedia

アメリカン・アキタ ‐ Wikipedia

とまあ、ここまで犬の人気ランキングについて書いてきましたが、人気なんて関係なくどんな犬種(雑種ももちろんです)であっても飼い主さんから見たら「家の犬が一番」となるんでしょうね。

私もごく平静にこのブログを書いていましたので、かなり犬の死から立ち直っていると思います。

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やっぱり多くの人が反対して、怒っているようです [社労士]

前々回のブログで、与謝野経済財政担当相による定年の延長と年金支給年齢の引き上げを考えなければならないという発言について書きましたが、反対の声が強かったのでしょうか、後に与謝野経済財政担当相自身も税と社会保障の一体改革には盛り込まないと発言していますし、細川厚生労働相も現時点で検討の必要はないという認識を示しています。ニュースはこちらです。

年金支給年齢引き上げと今回の改革「別」と与謝野氏

厚労相、年金支給年齢引き上げに「検討必要ない」と反論

今回の与謝野経済財政担当相の発言に対して世間の一般の人は実際にどう考えているのだろうと思っていたら、gooのニュース畑という掲示板にぴったりのスレッドが立っているのを発見しました。

与謝野経財相「年金支給年齢の引き上げも」 あなたはこの考えに賛成ですか、反対ですか?‐gooニュース畑

1月26日18時24分更新時点で、年金支給年齢の引上げに賛成が7コメントに対して反対が32コメントと圧倒的に反対の声が多いですし(どちらでもない、その他が6コメントです)、反対意見を読むと怒っている人が多いです。

前々回のブログで年金支給年齢の引上げはいずれは避けようがないことだと書いた私でさえ、賛成か反対かと問われれば気持ちとしては反対ですから、賛成のコメントを書いた人も制度の維持のための消極的な賛成であって、歓迎する人なんて当然にいませんでした。

私も少数意見として賛成のコメントを掲示板に書こうかとも思ったのですが、それよりもブログの更新で賛成意見を買いた方がいいやと考えを変えて今ここに書いています。

そもそも、長生きはすばらしいことですが、制度を維持する前提条件よりも長く年金を支払わなければならないとなると年金財政は悪化するでしょう。

悪化した年金財政(想定よりも長生きをするようになったこともありますが、主な原因は別にあるでしょう)を改善するためには(1)保険料の引き上げ、(2)支給する年金額の削減、(3)支給年齢の引き下げの3つの改善策があります。まあ、保険料を本来の目的でない無駄遣いをしないことなどもありますが、その辺はもう書くまでもありませんね。

3つの改善策の内、(1)の保険料の引き上げは既におこなわれていますが、それだけで改善できないのであればいずれ(2)支給する年金額の削減、(3)支給年齢の引き下げの2点も避けられないでしょう(厚生年金では(3)の引き下げも既におこなわれています)

これはやるかやらないかではなく、いつおこなうかの問題だと思います。与謝野経済財政担当相も細川厚生労働相も今はしないとしか言っていません。

年金に限った話ではありませんが、やらなければならない問題ならば無駄に先送りをせずにやるべきだと思いますが、選挙がらみやらのためにできないのでしょうね。私はこういう政治家や役人の先送り体質の方によっぽど怒りを覚えますよ。

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社会保険労務士か、社労士か [社労士]

同業者のササキさんのブログに、全国社会保険労務士連合会が今年から「社労士」という呼称を積極的に使用すると共に、届いた会報の名前も「月刊社会保険労務士」から「月刊社労士」にリニューアルされていたという記事が書かれていました。ササキさんには、いつも(いつもは言いすぎかな)有益な情報を書いてもらって助かります。

毎月会報が届いたとしても開封することもなく放置していることがほとんどですので、はたしてそんなものが来ていたかと探してみると、B5サイズからA4サイズに一回り大きくなった「月刊社労士」が私のもとにも届いていました。会報を読んでいない私が悪いのですが、知らないうちにA4サイズになっていたので東京会からの会報かと思いましたよ(全国連合会と東京会からそれぞれ会報が来ています)。

会長の新年挨拶を読むと、「社労士」という呼称が一般的に使われるようになったので、広報などの今後の活動で略称「社労士」を積極的に使用していきたいと書かれています。社労士を積極的に使用することにまったく異論はありませんが、なら、これまで連合会がどのように捉えてきたのかの方が気になります。

私は、このブログのタイトルに社労士を使っていますし社労士と名乗ることもありますが、社会保険労務士と名乗ることもあります。意識的に使い分けるというよりは、そのときの気分で変わっているような気がしますが、どちらかというと社会保険労務士と名乗ることの方が多いですかね。

ササキさんのブログにも書かれていますが、社会保険労務士という呼称は長いですし、保険屋さんと間違えられることもありますが(私に関しては保険屋だと思ってもあながち間違っているわけではないですが)、それでも社労士と名乗るよりも通じやすいような気がします。

まあ結局はどちらも間違っているわけではないのでどっちでもいいじゃんということですし、大切なのは社会保険労務士という呼称も社労士という呼称のどちらももっともっと知名度を上げていって、同時に社会保険労務士イコール社労士だという認識も上げていかなければならないということなんでしょうね。

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定年延長と年金支給年齢の引き上げ [社労士]

与謝野経済財政担当相が、定年の延長と年金支給年齢の引き上げを考えなければならないと発言をしたというニュースがありました。ニュースはこちらです。

<与謝野経財相>「年金支給年齢引き上げも検討」と発言

記事は、

〉 与謝野馨経済財政担当相は21日、政府の新成長戦略実現会議で、「人生90年を前提にすると定年延長を考えないといけない。年金支給年齢の引き上げも考えなければいけない」と発言した。与謝野氏は6月までに政府案の策定を目指す「税と社会保障の一体改革」を担当しており、波紋を呼びそうだ。

〉 与謝野氏の発言は、経済成長を後押しするために高齢者の労働力を活用すべきだとの考えだが、一方で支給開始年齢を引き上げることで年金財政を改善させ、社会保障の財源に必要な消費税率の引き上げ幅を抑制する狙いがあるとみられる。

〉 現在、国民年金の支給開始年齢は65歳。厚生年金は段階的に支給開始年齢が引き上げられており、基礎年金部分で男性は13年度、女性は18年度から65歳からの支給となる。与謝野氏は会議後、「支給開始年齢の延長検討は、中長期の日本のビジョンとして述べたもので、一体改革で検討する旨を述べたものでは全くない」とのコメントを発表した。【谷川貴史、高橋昌紀】

とあります。

与謝野さんのこのタイミングでの発言ですから、反発する声も出てくるんでしょうね。でも、人生90年を前提にすることが妥当かどうかは別にして、定年の延長も年金支給年齢の引上げもいずれは避けようがないことだと思います。

少子高齢化が進むのですから、年寄りも働かなければ社会は成り立ちませんし、年金支給年齢の引上げは年金財政の手っ取り早く効果的な改善策でしょう。

しかし、ただでさえ若い人が希望する雇用に就けない(雇用がないわけではありません)ときに定年延長なんてことになったら、その分若い人の就職口が減ることになりますし、年金に対しての不信感がこれっぽちも改善されていない中で支給年齢を引き上げますとなっても、納得できるわけもないでしょう。

では、年金の支給年齢の引上げはどのようになるのか予想してみます。定年の延長も年金の支給年齢の引上げにリンクするように延長するとなるでしょう。

年金の支給年齢を引上げるにしても、いきなり引上げて来年65歳になるのにもらえなくなったなんて極端なことはしないで、経過的に段々と引上げていきます。これがあるから年金の仕組みが複雑になってしまうんですけどね。

記事にも書かれている通りに国民年金の支給開始年齢は65歳で、厚生年金はかつては60歳から特別に支給されていましたが65歳支給に段階的に引上げられている最中です。

記事に書かれている基礎年金の部分が国民年金のことで(厳密に言えば違いますが)、厚生年金の部分がこの上にのる2階建ての形になります。今は1階の部分が段階的に引上げられていて、男性は13年度(昭和24年4月2日以降の生まれのことで、これからは年しか書きませんが皆4月2日以降の生まれということです)、女性は18年度(昭和29年生まれ)からは65歳からの支給となります。

ここから4年間据え置きますので昭和28年以前の生まれの男性、昭和33年以前の生まれの女性であれば、1階の部分(基礎年金)は段階的に引上げられはしたものの2階の部分(厚生年金)は60歳から支給されますが、次は2階の部分が段階的に1歳刻みで引上げられます。昭和28年から36年生まれの男性と、昭和33年から41年生まれの女性です。

かくして昭和36年4月2日以降生まれの男性と、昭和41年4月2日以降生まれの女性は、65歳になって初めて国民年金も厚生年金ももらえるようにと変わります。簡潔に書いたつもりですがややこしいですね。

この上に年金支給年齢を引上げるとなると、厚生年金は65歳から支給するけれども国民年金は段階的に引き下げるとなるのでしょう。本当は70歳に引上げたいのでしょうが、反発が大きいので68歳ぐらいになるのではと思います。時間はたっぷりあるので、途中で70歳に引上げるかもしれませんね。

対象は、男性は昭和36年から4年か8年経過後の昭和40年か44年以降生まれ、女性であれば同じく昭和45年か49年以降の生まれから段階的に引上げると予想しますが、はたしてどんなものでしょうか。

まあ、こんな予想が当たったところでちっともうれしくはないんですけどね。

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日本航空による整理解雇の撤回求め提訴 [社労士]

日本航空から昨年末に整理解雇された社員が、解雇の無効により地位確認と賃金支払いを求めて提訴したというニュースがありました。ニュースはこちらです。

<日本航空>元社員146人、整理解雇の撤回求め提訴--東京地裁

記事は、

〉 経営再建中の日本航空を昨年末に整理解雇されたパイロットと客室乗務員165人のうち146人が19日、解雇は無効などとして、会社側に地位確認と賃金支払いを求め東京地裁に提訴した。日航が会社更生法の適用を申請してからこの日でちょうど1年。景気低迷が続く中、大企業の人員整理の在り方を巡る判断が注目される。

〉 提訴したのはパイロット74人と客室乗務員72人。訴状によると、日航は営業利益が計画を大幅に上回るなどしているのに、客観性のない人員削減目標を設定。ワークシェアリングなどの解雇回避措置も尽くさないまま整理解雇を強行したとしている。さらに、白紙の業務スケジュールを対象者に示すなど手続きにも問題があったと指摘。解雇は、必要性▽回避努力義務▽対象選定基準の合理性▽手続きの妥当性--の4要件のいずれも満たしていないとした。

〉 原告は、ほとんどが会社側と対立する「日本航空乗員組合」と「日本航空キャビンクルーユニオン」(CCU)の組合員。この日は、制服姿の乗員組合員とオレンジのスカーフを巻いたCCUのメンバーが、地裁周辺でビラを配布し、集会を開いた。

〉 乗員組合の宇賀地竜哉委員長は「4要件はいかなる状況でも厳格に適用されることを、きちんと訴えることが社会の利益」と強調。CCUの原告団長の内田妙子さん(57)は「これまで何度も放漫経営の問題点を指摘してきたが、会社は改めなかった。『社員も甘えている』という社会の誤解を取り除きたい」と訴えた。【本多健】

とあります。

この件に関しては、昨年の11月に日本航空が整理解雇に踏み切る公算が強くなったというニュースがあったときにブログに書いていて、その時に記事にも書かれている整理解雇の4要件について書きましたが、今日はもう一度書いてみます。

整理解雇の4要件とは、その整理解雇に合理的な理由があり、社会通念上相当であると認められるために満たさなければならない4つの条件で、

(1) 経営上の人員削減の必要性があること
(2) 解雇回避努力を尽くしたこと
(3) 解雇対象者の人選に合理性があること
(4) 整理解雇手続が妥当であること

の4点となります。

記事を読むと、パイロットと客室乗務員は、営業利益が計画を大幅に上回るなどしているので(1)の人員削減の必要性がない、ワークシェアリングなどの解雇回避措置を尽くしていないので(2)の解雇回避努力を尽くしていない、という具合に整理解雇の4要件をいずれも満たしていないので解雇は無効であるということを訴えています。

日本航空側の主張は出ていませんのでどのようなものになるか分かりませんが、おそらく財政再建中であるため(1)の人員削減の必要性があり、早期退職勧奨を実施しているので(2)の解雇回避努力を尽くしているという具合に整理解雇の4要件をいずれも満たしているので当該解雇は有効であるということを主張するのでしょう。

私が書いているのは整理解雇の考え方であって、両者のどちらが正しいなんて決め付けることはありませんが(率直に言えば飛行機嫌いですから、日航がどうなろうと知ったこっちゃないやと思います)、裁判所は両者の話を聞いた上でこの整理解雇が有効であるか、無効であるかを決定するということになります。はたしてどのような判決が出るのでしょうか。

まあ地裁への訴訟ですから、どのような判決が出ても納得がいかない側が控訴して話はもっともっともつれていくんでしょうね。

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市民相談に行ってきました [社労士]

市役所で月に一度おこなわれる(1回でない月もありますが)社会保険労務士の市民相談に、今月は当番月なので行ってきました。

市民相談は予約制になっていますが、最近は年金騒動も落ち着いてきているためか予約がまったく入っていないなんて月もありますが、私の日ごろの行いが良いせいか今日は盛況(盛況なんて言っていいのでしょうか)で、13時30分前から16時すぎまで休みもなしに相談に応じました。商売でやっていることではありませんので相談者が来ようが来るまいが関係はありませんが、せっかくの機会ですから困っている人のお役に立ちたいものです。

相談は3件で、年金の相談ではなく労働関係の相談やらでした(年金の話も出ましたが)。良くも悪くも世間で社会保険労務士が年金の専門家であることは認識されてきましたが、その他の公的な保険や労務の専門家でもあることの認識はまだまだ浸透しているとも思えませんので、これはうれしいですね。まあ、ネットで簡単に情報が入手できたり権利意識がより高まってきていますので、今後は労働関係の相談がどんどん増えてくるのではと思います。

日常の社労士の業務ではどうしても使用者の側に立ってしまうことが多いのですが、今日は労働者側の正義の味方となりましたよ。だからと言って決して普段に違法行為を勧めたりしているわけではありませんよ、と慌てて付け加えておきます。

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自賠責保険も値上げへ [FP]

1週間程前のブログで、任意の自動車保険の保険料が引上げられ、その時には運転者の年齢区分を細分化し高齢者ドライバーほど保険料率を引き上げる方針だというニュースを紹介しましたが、今度は任意の自動車保険のみならず、自賠責の保険料も引上げられるというニュースがありました。ニュースはこちらです。

<自賠責保険>値上げ 高齢者にはダブルパンチ

記事は、

〉 自動車やバイク保有者に加入が義務付けられている自動車損害賠償責任(自賠責)保険の保険料見直しを検討する自賠責保険審議会(金融庁長官の諮問機関)は14日、11年度と13年度の2段階に分けて保険料を引き上げることで合意したが、交通事故被害者への保険金支払い増加で想定以上に収支が悪化している。当初計画していた13年度の引き上げで大幅負担増が確実となったため激変緩和を余儀なくされた。値上げは07年度以来4年ぶり。具体的引き上げ幅は20日に開く第2回の審議会で審議し、政府が月内にも最終決定する。

〉 加入が任意の自動車保険の保険料についても、損保大手各社が4月以降、高齢者を中心に順次引き上げる方向で、高齢者ドライバーにとってはダブルパンチとなりそうだ。

〉 自賠責保険の収支は、運用益などを5年かけてユーザーに還元する目的で保険料を約24%引き下げた08年度以降、毎年2300億円超の赤字が続く。10年度は保険料収入6001億円に対し、保険金支払いは8357億円で、赤字額は2356億円。11年度には累計赤字が4710億円に達する見通しだ。

〉 赤字解消には25~30%程度の値上げが必要で、金融庁は11年度に12%程度、13年度に残りを引き上げる方向で調整中。仮に11年度に約1割引き上げると、自家用乗用車の2年契約の保険料(沖縄県、離島を除く)は2万2470円から約2万5000円に増える。

〉 収支悪化の背景には、後遺障害事故の増加がある。損保各社は、支払い漏れ問題で金融庁の行政処分を受けた05年度を境に、請求の呼びかけを積極化。後遺障害のうち、特に「むちうち」など軽度な症状での請求・支払いが増加し、全体の収支悪化につながった。

〉 この日の審議では、各委員は制度維持のため赤字解消は不可避との認識で一致。ただ、自動車販売への影響を懸念する自動車業界などから「料率引き上げは特に車が必需品である地方に重大な影響を与える」など安易な保険料引き上げには慎重論もあった。これを受け金融庁は、IT化や事務の合理化が進む中、保険料の一部を構成する運営経費や代理店手数料の計算方法を見直し、削減できないか検討を進める方針だ。【和田憲二、中井正裕】

とあります。

保険料の値上げを歓迎する人はいないでしょうが、交通事故被害者への保険金支払い増加で収支が悪化しているという理由によるものならば我慢せざるを得ません。

記事では高齢者ドライバーにとってはダブルパンチと書かれていますが、リスクの高さに応じて保険料が割高になる任意の自動車保険に対して、自賠責保険が細分化せずに均一の保険料になるということは高齢者ドライバーにとっては自賠責の保険料は割安になっているということですから(高齢者ドライバーが本来払うべき高い保険料を皆で補っているということです。まあ、高齢者ドライバーに限った話ではないんですけどね)、出費額だけを見て高齢者のみを被害者のように書くのはどうなのでしょうか。

車検のときに更新をする自賠責保険ですから、賢い保険の入り方なんて具合に話を膨らませることもできませんので、今日のブログはほぼニュースの紹介のみで終わることにします。

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今年の大河ドラマはどうでしょうか [その他]

録画をしておいた今年の大河ドラマの「江〜姫たちの戦国〜」を見ました。今年は、戦国時代の浅井三姉妹の三女「江」の生涯を描くドラマですから、信長、秀吉、家康も出てくる、これぞ大河ドラマですよ、というようなドラマです。

ドラマでは主人公の名を近江から「江」と名付けます。まあ、間違っているわけではありませんが本来は同じ呼び方でも「督」の字だろうし、そのほうが私にとってもしっくりときます。「江」であったとしても、必ずしも近江からというわけでもなく、後々に暮らす江戸にちなんでいるという考えもあるようですよ。

1年にわたる長いドラマの第1回しか見ていないわけですから特に感想もありませんが、信長、秀吉に比べて家康が年寄りすぎるだろうと思いました。途中でさよならをしてしまう信長、秀吉に対して、家康は最後の方まで出てその時には年寄りになっているんだから、仕方のないことですけどね。

戦国ものといっても女性が主人公のドラマですから、どうしても戦国ホームドラマになってしまうのでしょうが、男性から見ても飽きることのないドラマにして欲しいですね。

そういう面で見ると、浅井家の小谷城がよく作られていたところには感心しましたし(民法のドラマだと天守閣のある近代的な城になっていたりしかねません)、冒頭のシーンで築城中の安土城が写ったりする芸の細かさにはにんまりしてしまいました。

ただ、歴女ならぬ歴おじさんとしてどうしても気になった点が1つありました。秀吉の軍旗に「五三の桐」の家紋が描かれていたことです。

この当時の秀吉の姓は当然に「豊臣」ではありませんし、「羽柴」でもありません。滅亡した浅井家の領地の城主となってから「羽柴」姓を名乗ります。有力家臣の「丹羽」と「柴田」から一字ずつもらい、「羽柴」としたのは有名な話ですね。

簡単に調べただけなのではっきりしたことは分かりませんが、「木下藤吉郎」だった秀吉の家紋は「五三の桐」ではなく、木下家の家紋の「沢瀉(おもだか、と読みます)」だったようですね。

純粋にドラマを楽しめばいいのに、つい余計なことが気になってしまいます。まったく面倒くさい性格ですよ。

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新年賀詞交歓会 [社労士]

昨日は、吉祥寺東急インで開かれた東京都社会保険労務士会、武蔵野統括支部の新年賀詞交歓会に出席してきました。

パーティー嫌いですし、この手のフォーマルな堅苦しい集まりは苦手ですから、今年の新年賀詞交歓会に出席するつもりはなかったのですが(去年初めて出席した後には、今年どころか2度と来ないと言って帰りました)、会の運営を手伝ってと言われたので予定変更となりました。

あまり、そう見られることがないのですが、頼まれると嫌と言えない性格です。普段は自分勝手で協調性のない性格の方が勝っているため、見破られることはないんですがねえ。

まあ、これが知られてしまうと「便利な奴」扱いとなって引っ張りまわされかねませんので、余計なことは言いません。とか言いつつ、ブログでカミングアウトしていては矛盾しまくりですよ。

運営の手伝いという仕事がありましたので、手持ち無沙汰になることもなく良かったです(アトラクションでの太鼓たたきというおまけまでしましたよ)。そうでなければ、挨拶をする相手を探して歩き回るという積極的な社交性を持ち合わせていませんので、壁の花になるところでした。

去年、今年と2年連続で得意でもない新年賀詞交歓会に出席したのですから、来年はもういいやと思います。といっても、自分の思い通りに物事が進むわけでもありませんのでどうなるのでしょうか。まあ、新年早々来年のことを気にしても仕方がありませんね。

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